日向坂46 金村美玖&丹生明里&渡邉美穂、ユニット結成を熱望する声も カラフルな個性が魅力な“埼玉トリオ”
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現在、日向坂46では3月27日でデビュー2周年を迎えることを記念し、「あなたの見てみたいユニット」を募集中(募集期間は2月11日23時59分まで)。おひさま(日向坂46ファンの呼称)からは埼玉トリオの金村美玖、丹生明里、渡邉美穂のユニット結成を熱望する声がSNS上で寄せられている。
3人は現在、ラジオ番組『日向坂46の余計な事までやりましょう!』(TOKYO FM)にて、2カ月ごとにパーソナリティーを担当。2020年10月~11月は丹生、12月〜2021年1月は金村、2月〜3月は渡邉が務める。この番組が埼玉県を中心に食品スーパーを展開する「ベルク」の一社提供というのも埼玉との結びつきを強く感じさせる。初回の放送で丹生は「このお仕事がいただけたのも、埼玉県のお陰だからね」とうれしそうに述べ、2人も「ありがとう〜。埼玉に生まれて良かった」と口を揃えていた。
2017年8月に前身グループ・けやき坂46の2期生としてグループに加入した彼女たち。現在、金村が18歳、丹生が19歳、渡邉が20歳。デビュー時、中学3年生だった金村は当時のブログに「丹生と渡邉と金村で埼玉トリオなんですよ! いつも帰るの同じ、私はよく相談に乗ってもらっています。二人とも話しやすいし、色々気づくことがあってすごくありがたい これからもよろしくね!」と綴っている。互いを支え合い、切磋琢磨してきた関係だ。また、その頃から「一緒に埼玉の良さを伝えて行けたらいいな!」と意気込んでいた。
そんな思いが結実したのが2018年9月。3人は埼玉県警の一日交通部長を務めた。さいたま新都心駅横にある、けやきひろばにて、秋の全国交通安全運動キャンペーンのイベントに参加し、その際も渡邉が「私たちが大好きな埼玉を1番交通事故の少ない県にできるようにがんばります」と宣言していた。
渡邉はけやき坂46時代にメンバー唯一のソロ写真集『陽だまり』を刊行している。初めての2期生楽曲「半分の記憶」ではフロントメンバーとしてパフォーマンスし、「ハッピーオーラ」でも小坂菜緒と共にフロントメンバーに抜擢された。2期生の中では早い頃から存在感を示していた1人だ。
丹生は日向坂46改名後にリリースした2ndシングル曲「ドレミソラシド」で初めてのフロントメンバーに抜擢された。ここ最近はゲーム番組を中心にソロでのメディア露出も非常に多い。金村は4thシングル曲「ソンナコトナイヨ」で初のフロントメンバー入り。1stアルバム『ひなたざか』リード曲「アザトカワイイ」でも小坂とペアで1列目に立ち、グループの中での役割も変化しつつある。パフォーマンスの面でも急成長を遂げているメンバーと言えるだろう。
それぞれのキャラクターを武器にしながら、勢いのある日向坂46の中でも存在感を高めている埼玉トリオ。彼女たちが一堂に会すと良い意味でどこかガチャガチャとした部活感も楽しむことが出来る。それは3人の結束が強く、同郷だからこそ醸し出せる気楽さというのもあるのだろう。その個性こそが日向坂46が強みとするの“カラフルさ”を強めているのだ。
2019年9月に行われた日向坂46の埼玉・さいたまスーパーアリーナ単独ライブでは影ナレを務め「さいたまスーパーアリーナ、行くぞ!」とテンション高く客席を煽っていた彼女たち。再び、日向坂46が同会場のステージに立つことがあれば、あの頃とはまた違う表現力でおひさまを魅了してくれることだろう。そしてそのステージで埼玉トリオのユニット曲が披露されることを期待したい。そこでは間違いなく素晴らしい景色が広がっているはずだ。
■中山洋平
1983年生まれ。フリーランスの編集・ライター。ボウリング、洋服、ギター、サウナ好き。Twitter