ターナーのライバルでもあったイギリスの風景画家コンスタブル 日本では実に35年振りの大回顧展が三菱一号館美術館にて開催
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ジョン・コンスタブル《フラットフォードの製粉所(航行可能な川の情景)》1816 -17年、油彩/カンヴァス、101.6×127.0cm、テート美術館蔵 (C)Tate
19世紀初頭、当時は歴史画の背景と見なされていた風景画を刷新し、その評価を引き上げたことで知られるイギリスの画家、コンスタブル。日本では実に35年ぶりとなる大回顧展『テート美術館所蔵 コンスタブル展』が2月20日より三菱一号館美術館にて開催される。
同じ時代にイギリスで活躍した風景画家として、日本ではターナーが知られているが、ターナーが絶えず各地を旅し、国内外の景観を膨大な数の素描に収めたのに対し、コンスタブルは、ひたすら自身の生活や家庭環境と密接に結びつく場所を描いた。故郷サフォーク州の田園風景を、太陽の下で描いた瑞々しい作品の数々からは、画家がいかに故郷の自然や人々を愛し、慈しんでいたかを伺い知ることができる。
同展では、世界有数の良質なコンスタブルの作品群を収蔵するテート美術館から大型の風景画や再評価の進む肖像画などの油彩画、水彩画、素描およそ40点、同時代の画家の作品約20点、さらに国内で所蔵される秀作を含む全85点を紹介。また、ライバルでもあったターナーの作品と並んで展示された、1832年のロイヤル・アカデミー夏季展での展示が再現されるコーナーも登場する。
イギリスの田舎の新鮮な空気をも感じさせるコンスタブルの作品。生気あふれる風景画に包まれ、心癒される展示空間となりそうだ。
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【応募締め切り】
2021年3月5日(金) 23:59まで
【『テート美術館所蔵 コンスタブル展』開催概要】
会期:2月20日(土)~5月30日(日)
会場:三菱一号館美術館
開館時間:10:00~18:00(祝日を除く金曜と会期最終週平日、第2水曜日は21:00まで、入場は30分前まで)※緊急事態宣言中の夜間開館は中止。詳しくはWEBサイトまたはハローダイヤルでご確認ください
休館日:月曜日 ※但し、祝日・振替休日の場合、会期最終週と、トークフリーデーの2月22日、3月29日、4月26日は開館
ハローダイヤル:050-5541-8600
◆公式サイト(https://mimt.jp/constable/)
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