スタジオジブリ初のフル3DCGアニメーション 『アーヤと魔女』4月29日から劇場公開へ
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スタジオジブリ初のフル3DCGアニメーション『アーヤと魔女』が4月29日から劇場公開されることが決定した。
本作は、宮崎駿監督作品『ハウルの動く城』の原作者でイギリスの作家、ダイアナ・ウィン・ジョーンズによる同名小説を、企画・宮崎駿、監督・宮崎吾朗の下、国内外から結集した精鋭スタッフによって映像化したもの。スタジオジブリ初のフル3DCGアニメーションとして完成した。
アーヤ役には、オーディションで選ばれた平澤宏々路を抜擢。アーヤと暮らすド派手な魔女のベラ・ヤーガ役を寺島しのぶ、同居人である長身の怪しげな男・マンドレーク役を豊川悦司、魔法の秘密を知る使い魔の黒猫・トーマス役を濱田岳がそれぞれ演じた。
『ゲド戦記』『コクリコ坂から』でも劇中で印象的な挿入曲を使ってきた宮崎吾朗監督。本作では、監督こだわりの劇中歌を、劇伴音楽を担当する武部聡志が率いるスペシャルユニットが演奏。歌うのは、インドネシアの国民的スター、シェリナ・ムナフ。ギターの亀本寛貴(GLIM SPANKY)、ベースの高野清宗(Mrs. GREEN APPLE)、ドラムのシシド・カフカ、そしてキーボードの武部聡志が演奏を務める。
本作は2020年の第73回カンヌ国際映画祭で、オフィシャルセレクションに選出されており、北米をはじめ、ヨーロッパ、中南米、オーストラリアなどでも劇場公開が決定している。日本では2020年12月30日にNHK総合テレビにて放送された。
制作当初より映像・音響を映画基準で制作しており、今回、一部新たなカットを追加し、劇場の大スクリーンで上映される。さらに、最先端の音響と映像技術で作品への没入感を味わえるドルビーシネマでの上映も決定した。
あわせて公開された予告編は、魔法のかかった不思議な家で、怖そうな魔女を相手に奮闘する主人公・アーヤの奮闘が描き出されている。
コメント
企画:宮崎駿
『アーヤと魔女』の児童書に出会ったとき、こんないい企画はないと思いました。
アーヤのしたたかさというのは、ずるいということじゃない。
昔はみんな持っていて、なぜか無くしてしまったもの。
こんな時代を生きるために、必要なことなのです。
今回CGを使うということで、どういう風にやるんだろうと思っていたけど、
出来上がったものを見て、不満がなかったです。
鉛筆で描かなくて、CGであることによって、解放されています。
映画は面白かった。
とても良いスタッフがそろって、作品が持っているエネルギーをちゃんと伝えていて、面白いんです。
本当に手放しで褒めたい。単純に面白いと言えるのは、良いことなんです。
監督:宮崎吾朗
アーヤを劇場で上映していただけるなんて、本当に幸せです。
大きなスクリーンで観るアーヤは音も格別です。
沢山の方に観ていただけることを心から願っています。
プロデューサー:鈴木敏夫
昨年末、沢山の人に観てもらった、アーヤ。
コロナの空気を吹き飛ばすアーヤの元気な姿を、ぜひ映画館で観てください。
■公開情報
『アーヤと魔女』
4月29日(木・祝)より 全国ロードショー
出演:寺島しのぶ、豊川悦司、濱田岳、平澤宏々路
原作:Diana Wynne Jones 田中薫子 訳 佐竹美保 絵/徳間書店刊
企画:宮崎駿
監督:宮崎吾朗
音楽:武部聡志
主題歌:シェリナ・ムナフ(ヤマハミュージックコミュニケーションズ)
制作:スタジオジブリ
配給:東宝
(c)2020 NHK, NEP, Studio Ghibli
公式サイト:https://www.aya-and-the-witch.jp