スタジオジブリの3DCGアニメ『アーヤと魔女』4月劇場公開 予告映像到着
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©2020 NHK, NEP, Studio Ghibli
スタジオジブリの最新映画『アーヤと魔女』が4月29日から全国公開される。
宮崎駿が企画を手掛け、宮崎吾朗が監督を務めた『アーヤと魔女』は、スタジオジブリにとって初の全編3DCG作品。1990年代のイギリスを舞台に、自分が魔女の娘とは知らずに育った少女アーヤが、ある日、奇妙な家に引き取られ、そこで意地悪な魔女と暮らすことになったことから始まる物語を描く。
アーヤ役に平澤宏々路、魔女ベラ・ヤーガ役に寺島しのぶ、ベラ・ヤーガと暮らすマンドレーク役に豊川悦司、猫トーマス役に濱田岳がキャスティング。劇中歌をシェリナ・ムナフが歌唱し、亀本寛貴(GLIM SPANKY)、高野清宗(Mrs. GREEN APPLE)、シシド・カフカ、武部聡志が参加する。
同作は昨年NHK総合テレビで放送。当初から映像、音響を映画基準で制作しており、一部新たなカットを追加して公開される。ドルビーシネマでも上映される。
今回の発表とあわせて予告映像とポスタービジュアルが公開。マンドレークが閉じたママのドアをすり抜ける姿や、人間の言葉を話すトーマスにアーヤが驚愕する様子、ベラ・ヤーガがアーヤに「とっとと仕事を始めな!」と言い放つ場面や彼らの日常風景などが映し出されている。
アーヤとトーマスの姿が写し出されたポスタービジュアルには、「私のどこが、ダメですか?」というコピーが添えられている。
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宮崎駿のコメント
「アーヤと魔女」の児童書に出会ったとき、こんないい企画はないと思いました。
アーヤのしたたかさというのは、ずるいということじゃない。
昔はみんな持っていて、なぜか無くしてしまったもの。
こんな時代を生きるために、必要なことなのです。
今回CGを使うということで、どういう風にやるんだろうと思っていたけど、出来上がったものを見て、不満がなかったです。
鉛筆で描かなくて、CGであることによって、解放されています。
映画は面白かった。
とても良いスタッフがそろって、作品が持っているエネルギーをちゃんと伝えていて、面白いんです。
本当に手放しで褒めたい。単純に面白いと言えるのは、良いことなんです。宮崎吾朗のコメント
アーヤを劇場で上映していただけるなんて、本当に幸せです。
大きなスクリーンで観るアーヤは音も格別です。
沢山の方に観ていただけることを心から願っています。鈴木敏夫のコメント
昨年末、沢山の人に観てもらった、アーヤ。
コロナの空気を吹き飛ばすアーヤの元気な姿を、ぜひ映画館で観てください。