布と自己との関係性、高野萌美『Possibilities in a Filthy Flow』展開催
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高野萌美『ファーム(瞬く草)』2021年 手織の布、壁材、スプレー、木製パネル 14×18cm
高野萌美の個展『Possibilities in a Filthy Flow』が2月25日から東京・中目黒のWHYNOT. TOKYOで開催される。
1993年に神奈川で生まれた現代美術家の高野萌美。コンピューターグラフィックスのピクセルによる図画との類似性から布の経糸と緯糸が織りなすパターンに興味を持ち、布が抱える社会・文化的背景と美術史が混交する地点を模索している。
「汚い川にも」と題された同展では、かつて家族と暮らした家から自転車を漕ぎ出し、約11キロメートルの河川敷を往復した作家自身の経験に基づいて新たに制作された約20点の作品を展示。事前予約制となる。
初日の2月23日18:00からオープニングオンライントークを開催。高野萌美、慶野結香(国際芸術センター青森・ACAC)、進行の高屋永遠(WHYNOT)が出演する。