身代金が用意できない…家族の苦悩捉えた「ある人質」本編映像を公開
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「ある人質 生還までの398日」ポスタービジュアル
「ある人質 生還までの398日」の本編映像の一部が、新たにYouTubeで公開された。
ジャーナリストのプク・ダムスゴーによるノンフィクションをもとにした本作。IS(イスラム国)に誘拐されるも奇跡的に生還したデンマーク人写真家ダニエル・リューの体験と、救出に奔走した家族の姿が描かれる。エスベン・スメドがダニエルを演じ、トビー・ケベル、アナス・W・ベアテルセン、ソフィー・トルプもキャストに名を連ねた。
ダニエルの家族、人質救出の専門家、デンマーク政府関係者による話し合いの様子を切り取った本映像。要求額の3分の1しか身代金を集められなかった家族が苦悩するさまや、「非公式に政府が貸してくれませんか」とダニエルの姉が懇願するも外務省担当に「残念ですが無理です」と断られる場面が収められた。
監督のニールス・アルデン・オプレヴは「言うまでもなく、テロリストとの交渉に反対の意を示すという独断的な考えは、ほかに選択肢のない家族を助けることにはならず、1人ひとりに大きな影響を及ぼす」とコメントしている。
「ある人質 生還までの398日」は、2月19日より東京・ヒューマントラストシネマ渋谷、角川シネマ有楽町ほかで公開。
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