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BTS JIN&SUGA、“一生のルームメイト”と言える間柄 お互いの存在がホームのように

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リアルサウンド

 BTSのSUGAが、公式Twitterにて「Curated for ARMY」と題した画像を公開した。「Curated for ARMY」とは、『BE (Essential Edition)』の発売を記念して「ARMY(ファン)の部屋」をテーマにメンバーがデザインしたもの。SUGAがトップバッターとなり、他のメンバーの画像も順に公開されている。

 コーディネートする部屋は、淡いラベンダーとピンクを基調とした、やわらかな色合いの空間だ。中央に大きな窓があり、いまにも気持ちの良い風が吹き込みカーテンをふわりと揺らしそうな雰囲気だ。スリッパにはハートのワンポイント、ウォールシェルフには小さな花と、ほどよく甘いテイストのインテリアが配置されているのも、繊細なSUGAらしいセレクトだ。

 そして壁にはBTSの7人がステージに立つ様子が切り取られたポスターやポラロイド写真など、思い出の品も確認できる。左側には木製のベッドがスッキリと整えられており、枕元にはクマのぬいぐるみの姿も可愛らしい。

 SUGAによると「宿舎にあるベッドのフレームが木製であることから似たようなデザインにした」という。この居心地の良さそうな空間が、SUGAの記憶と繋がっているのかと思うと、より一層愛しさが増してくる。

 そして、SUGAの宿舎での思い出といえば、「一生のルームメイト」ことJINの存在を思い出すARMYも少なくないはず。そこで、今回はJINとSUGAとの関係性を紐解きたい。

 BTSの最年長であるJINは、その場の雰囲気を明るくするために率先して冗談を言ってみせるなど、まるで太陽のように温かな存在だ。ときにはマンネ(末っ子)のJUNG KOOKと一緒にはしゃいで見せるなど、最年長であることを忘れさせるような可愛らしい一面を覗かせることも。また、料理が得意なことや世話好きな性格から、BTSの“お母さん“のような存在だと言う人も少なくない。

 一方、JINに続いて年長メンバーのSUGAは、ステージの上ではカリスマを大いに発揮したかと思えば、平常時は省エネモード。JINが周囲へエネルギーを配っていくのに対して、こだわりや情熱を一点に集中して注ぐタイプだ。JINが温かな太陽と例えられるなら、SUGAは凛とした冷静な佇まいが美しい月を連想させる。普段は寡黙なところから、メンバーはSUGAを“おじいさん“みたいだと言うこともあった。

 お母さんとおじいさんと例えられる2人は、それだけ精神年齢が成熟しているということ。他人の幸せを願って動かずにはいられないJINにとって、自家発電的に自分自身を充電して管理できるSUGAは、いい意味で放っておいても大丈夫と思える安心できる存在なのかもしれない。

 もともとJINも1人でいるときには口数が多い方ではないことから、2人の部屋は基本的に静かな時間が流れていたと聞く。以前、ルームメイトの関係性を探る以心伝心クイズに挑戦したときには、JINが練習しているギター曲は「Butterfly」と見事正解したものの、SUGAが最近ネットで購入した製品は「机」(JIN)、「USBの延長線」(SUGA)と不正解に。さらに、1日の平均会話時間は「3秒」(JIN)、「3分」(SUGA)と答えて、笑いを誘っていた。

 この答えから、ギターの音が流れる光景と、お互いの過ごすことに必要以上に干渉せず、会話がなくとも気まずくならない平穏な空気が流れているのが想像できる。ときどきメンバーのワチャワチャを前に、JINとSUGAが穏やかに微笑む姿を見かけることがある。穏やかな2人の部屋から、にぎやかなメンバーのいるところに出てきたらそんなリアクションになるのも納得だ。

 2017年、デビュー4周年を祝うホームパーティーでは、JINがいつもSUGAの歌う「INTRO : Never Mind」のラップを、そしてSUGAがJINのピアノに合わせて「Awake」を披露したことでもARMYを喜ばせたこともあった。リスペクトが込められたステージに、改めてお互いへの信頼関係を感じられる。

[Full] BTS HOME PARTY

 また、その後メンバーの引っ越しなどを受けて1人部屋になった2人だが、休日に連れ立って釣りに行くなど相変わらずの仲の良さを見せていた。凝り性なところのあるSUGAがハマったのかと思いきや、実は釣りに誘っているのはJINのほうだったようで、「JINヒョン(兄さん)が喜ぶから」とコメントを寄せていたのが印象的だった。

 ちなみに去年の3月9日、SUGAの誕生日には、JINがメンバーもスタッフも含めてサムギョプサルをごちそうしていた。なぜそうなったのかというと、直前のV LIVE配信で「(誕生日は)ソウルに来ている家族と過ごさないと」と話していたSUGAに、JINが「僕たちも家族だけどね」と答えたことから。

 「じゃあ、JINさんのおごりにしよう!」とSUGAがうれしそうに提案し、メンバーも「いっぱい食べるよ!?」と盛り上がってしまったのだった。期待に応えて87万ウォン(日本円で約82000円)を支払いしていたJIN。その表情は実に誇らしげだったのも気風がいい。

 本来、部屋というのは、本当の自分をさらけ出し、身も心も休ませる場所だ。その空間を共有できるだけでなく、「一生のルームメイト」と言える間柄は、それだけお互いの存在をホームだと思っている証拠だろう。気を張らず、それでいていざというときに相手のために男気を見せ合えるJINとSUGAが、これからもBTSという家族を照らすやさしい光であり続けることを願っている。