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自分ではない何かになることに迫る、長沼航構成・演出「結ぼれ」開幕

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ニュース

ナタリー

「結ぼれ」プロジェクトより。

「結ぼれ」プロジェクトが昨日2月13日に開幕した。

本作では、イギリスの精神科医R.D.レインによって執筆された「結ぼれ」をベースに、演劇や演技の“なること”と“遅さ”に着目し、自分ではない何かになることについてアプローチする。なお本作は「TPAMフリンジ2021」参加作品となっている。公演は本日14日まで、神奈川・横浜人形の家 あかいくつ劇場にて。

長沼航コメント

いつもは俳優として活動しているのですが、今回は構成・演出としてこの公演を企画しました。上演に用いる「結ぼれ」は僕が大学2年生のときに出会った魅力的なテキストです。50年前に書かれたものですが、いま生きている人々も抱えているごちゃごちゃした思考のかたまりがたくさん描出されていて惹かれます。

少し遠回りもしましたが、準備は関わってくれている皆の協力によって着々と進み、新たな人の前での上演を待っています。こんな状況ではありますが、劇場で二人の姿と三人の声、多くの物事に意識を走らせてもらえる小一時間になれば幸いです。

「結ぼれ」プロジェクト

2021年2月13日(土)・14日(日)
神奈川県 横浜人形の家 あかいくつ劇場

テキスト:R.D.レイン
翻訳:中尾幸志郎
構成・演出:長沼航
出演:冨田粥、冨田学
声:里見真梨乃