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ぴあ 総合TOP > 2020年、私を支えたもの Vol.1 石賀和輝 / 糸川耀士郎 / 太田将熙 / 木村達成 / 黒羽麻璃央 / 近藤良平 / 佐藤流司 / 白神ももこ

2020年、私を支えたもの Vol.1 石賀和輝 / 糸川耀士郎 / 太田将熙 / 木村達成 / 黒羽麻璃央 / 近藤良平 / 佐藤流司 / 白神ももこ

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上段左から石賀和輝、糸川耀士郎、太田将熙、木村達成、黒羽麻璃央、近藤良平、佐藤流司、白神ももこ

1月30・31日に開催されたオンラインイベント「マツリー」にて先行公開したコラム企画「2020年、私を支えたもの」をお届け。同企画では、総勢26人の“舞台人”たちがそれぞれ、激動だった2020年に自身を“支えたもの”を紹介した。この連載では俳優、ダンサー、作家、演出家たちの日常を支えたさなざまなものを、3週にわたって掲載する。

Vol.1には、石賀和輝、糸川耀士郎、太田将熙、木村達成、黒羽麻璃央、近藤良平、佐藤流司、白神ももこが登場。なお掲載は五十音順となっている。

石賀和輝

2020年、僕を支えたもの。たくさんあるのですが、その中の1つはカメラでした。

あまり人は撮らないのですが、散歩したり友達と出かけたりしたときにはカメラを持ち歩きます。

風景や目に止まった瞬間をカメラに収めて持ち帰り、見返してはその瞬間自分はこの景色に魅力を感じて目を向けていたんだと振り返っていました。

不思議と帰って見返すと、その画面に写るものには魅力を感じないことも少なくありませんでした。

その画像はすぐに消して、また撮りに行っては帰ってきて、また消して。

今思うと何をしていたのかわからないのですが、その感覚にハマっていたのか……それさえわかりません(笑)。

ですが、自分の中では自分を振り返る1つのきっかけであり、リフレッシュになっていたのだと思います。

石賀和輝(イシガカズキ)

1996年、大阪府生まれ。「アミューズオーディションフェス2014」でファイナリストに選ばれる。主な出演舞台に「露出狂」「舞台『黒子のバスケ』OVER-DRIVE」「欲望という名の電車」「Like A(ライカ)」シリーズ、「ジョン万次郎」「DYNAMIC CHORD the STAGE」新作ミュージカル「怪人と探偵」オフブロードウェイ・ミュージカル「bare -ベア-」「SUPERHEROISM」舞台「真夜中のオカルト公務員」山田邦子還暦記念 紀伊國屋書店提携公演「山田邦子の門2020~クニリンピック~」などがある。ライブイベント「SUPER HANDSOME LIVE」にも出演しているほか、ドラマ・映画など幅広く活動している。

糸川耀士郎

2020年、本当に大変な年になりました。予定されていた舞台も中止が相次ぎ、一時は「また立ち上がれるんだろうか……」と絶望を感じたときもありました。そんな自分を支えてくれたのは、今思えば「地元の存在」だったと思います。地元の島根に住む家族や友達が心配して連絡してきてくれたり、大好きな地元で仕事をするためにもなんとかがんばろう……と、自分を奮い立たせたりして過ごしていました。写真は、昨年そんな島根県で自身初の写真集「眩耀」の撮影をしたときのオフショットなんですが、こうして大好きな島根で仕事ができて本当に感慨深かったです。

糸川耀士郎(イトカワヨウジロウ)

1993年、島根県生まれ。2014年から劇団番町ボーイズ☆のメンバーとして活動し、劇団の本公演やレギュラー番組に出演。2.5次元ミュージカルに多数出演しており、舞台「黒子のバスケ」の赤司征十郎役、「ミュージカル『刀剣乱舞』」の浦島虎徹役、「富豪刑事 Balance:UNLIMITED The STAGE」の神戸大助役などで知られる。スマートフォンゲーム「ディズニー ツイステッドワンダーランド」ではルーク・ハントのボイスキャストを担当した。2月15日に1st写真集「眩耀」が発売。3月24日から4月4日まで「ミュージカル『INTERVIEW~お願い、誰か僕を助けて~』」、9月から11月にかけては「ミュージカル『刀剣乱舞』 ~静かの海のパライソ~」に出演する。

太田将熙

2020年に私を支えてくれたものは、popIn Aladdinというプロジェクターです。

照明、スピーカーといろいろな機能があり、Netflix、Hulu、YouTubeなどを観ることができるため、この1台があれば家で手軽に映画館気分を味わえます。

このプロジェクターを家に取り付けてからは、前よりも確実に映画を観る回数が増えて、より役者としてたくさんの作品に関わっていきたいなという思いも増したと思います。

そういう意味でもpopIn Aladdinに出会えてよかったです。

一人暮らしの方、家族で暮らしている方、誰かと住まれている方、すべての皆様のライフスタイルにハマると思います。

太田将熙(オオタマサキ)

1994年、千葉県生まれ。2013年に舞台「FROGS」でデビュー。“5次元”アイドル応援プロジェクト「ドリフェス!R」では片桐いつき役として声優を務めた。2019年まで劇団プレステージに所属し、劇団公演に多数出演。近年の主な出演舞台に「体内活劇『はたらく細胞』」舞台版「BLACK BIRD」「本格文學朗読演劇 極上文學 第14弾『桜の森の満開の下』~孤独~」劇団ホチキス「銭に向け叫ぶ」などがある。そのほか映画「シュウカツ4」、ライブイベント「SUPER HANDSOME LIVE」など、多方面で活動中。3月には「陽だまりの樹」に出演する。

木村達成

僕はこの植物です。

名前をニョロニョロと名付けました。

去年の夏ごろはすごく成長していたのに、最近元気なくて。

大丈夫かなーって思って心配してたらまた復活してきたんです!!

がんばれニョロニョロ!!

負けるなニョロニョロ!!

木村達成(キムラタツナリ)

1993年、東京都生まれ。「ミュージカル『テニスの王子様』」「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』」などに出演。近年では「ラ・カージュ・オ・フォール~籠の中の道化たち~」「ロミオ&ジュリエット」「エリザベート」「ファントム」「プロデューサーズ」などのミュージカルに多数参加しているほか、2020年には音楽劇「銀河鉄道の夜」で初主演を務めた。4月から6月にかけて舞台「魔界転生」に出演する。

黒羽麻璃央

僕を支えてくれたのはタブレット端末ですね。

今や、映画やドラマは、スマホやタブレットで観られる時代に変化していますからね。

移動中だろうと現場の空き時間であろうと作品に触れることができて助かりました。

外出自粛要請期間中も、ずいぶんとタブレットで作品を観てやる気をあげたり、お芝居の勉強をすることができました。

今や本当に手放せない相棒です。

趣味である大好きな野球ゲームでも、いつもお世話になってます!(笑)

黒羽麻璃央(クロバマリオ)

1993年、宮城県生まれ。俳優。みやぎ絆大使。第23回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストで準グランプリを受賞。舞台では「ミュージカル『テニスの王子様』」「ミュージカル『刀剣乱舞』」、ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」「恋を読む vol.3『秒速5センチメートル』」などに出演。映像での出演作にテレビドラマ「テレビ演劇 サクセス荘」、「小山内三兄弟」シリーズ、「恋はつづくよどこまでも」「SUITS/スーツ2」など。東北楽天ゴールデンイーグルスのファンとしても知られ、始球式を登板したほか球団のオリジナルブランド“T.R.G.E.”ではモデルを務める。「黒羽麻璃央のやりたいこと全部やります」がABEMAにて配信中、「テレビ演劇 サクセス荘3」がテレビ東京にて放送中。2月20・21日には「黒羽麻璃央のやりたいこと全部やります」ファンミーティングの開催が決定しているほか、3月3日から7日にかけて「結婚しないの!?小山内三兄弟」に出演する。

近藤良平

皆さんと同じように、なんとも言えない曇り空の日々です。昨年から続くステイホームな気分。それはそれで発見も多い。三日坊主が多い生活から一変して継続的なトレーニング、映画鑑賞、曲作り、新しいあそび開発。うずうずとやりたいことは増える一方です。

外であまりはしゃがないぶん、支えになったのが自宅の屋上である。3階建ての上にある屋上は全方位型で、眺めがそれなりに良い。豊島区の西池袋なので、副都心、東京タワー、秩父連山など思いがけず見える。昨年のブルーインパルスの飛行は感動しました。その屋上ではネットとは違った“つながる瞬間”を味わえるのです。空の共有です。昨年この屋上に時間がたくさんあったので小屋を作りました。小屋といっても座れる場所です。そこで昼間に空を見がてら、楽器を奏でるとそれはそれは楽しい。

良いアイデアとか思い浮かぶわけではなく、ただ楽器をいじり、ふわりと過ごすのです。それが僕にとっては、大いなる支えのような気がします。

また部屋に戻ると人間たちに出会い、ネットで出会い、いつもの生活です。こんなささいなことが発見できたのも今の気持ちなのでしょう。こころの中のアソビを感じながら生活し、そして次への未来へつなげていくためにもう少し生きてみます。

近藤良平(コンドウリョウヘイ)

ペルー、チリ、アルゼンチン育ち。現在、豊島区在住。振付家・ダンサー、コンドルズ主宰。愛犬家。NHK「サラリーマンNEO」「からだであそぼ」などに携わったほか、NHK連続テレビ小説「てっぱん」オープニングの振付を担当。第4回朝日舞台芸術賞寺山修司賞、第67回文化庁芸術選奨文部科学大臣賞受賞。現在は、0歳児からの子供向け観客参加型公演「コンドルズの遊育計画」「近藤良平と障害者によるダンス公演」ハンドルズ公演など、多様なアプローチでコンテンポラリーダンスの社会貢献に取り組んでいる。構成・演出・振付・出演・音楽を手がけるリンゴ企画「『百年作戦』昨日・今日・明日」が2月20・21日に実施されるほか、2月23日にコンドルズ「ビューティフルドリーマー」宮崎公演が控える。4月から彩の国さいたま芸術劇場 次期芸術監督に就任。

佐藤流司

私の自粛中の生活を支えてくれたものは、フードプロセッサーです。

自粛中に猛烈に料理をしてみたい欲に駆られた私は、日夜玉ねぎのみじん切りに明け暮れていました。

しかしここでのっぴきならない問題に気がつきます。

めちゃくちゃ目が痛いと。

もう玉ねぎ2玉でも切ろうもんなら痛覚が大はしゃぎします。

そこで彼の出番です。

みじん切り5秒で終わります。

目が痛くありません。

ていうかほかの食材なんでも5秒です。

もうフードプロセッサーという名前ではなく、5秒という名前にしたいくらいです。

私も改名して、「佐藤フードプロセッサー流司」にしようかと悩むほどです。

それは嘘ですけど、こいつのおかげで料理が好きになったという話でした。

佐藤流司(サトウリュウジ)

1995年、宮城県生まれ。2011年、特撮ドラマ「仮面ライダーフォーゼ」の佐竹輝彦役で俳優デビュー。以後、「ミュージカル『テニスの王子様』2ndシーズン」の財前光役、「ライブ・スペクタクル -NARUTO-」のうちはサスケ役、「學蘭歌劇『帝一の國』」の久我信士役、「ミュージカル『刀剣乱舞』」の加洲清光役などを務める。2018年には、自身がRyuji名義でボーカルを務めるバンドプロジェクト・The Brow Beatを結成し、同年1月1日に1stアルバム「ラグナロク」でデビューを果たした。2月17日から23日まで主演作「朗読劇『私立探偵 濱マイク』-我が人生最悪の時-」が上演されるほか、2月28日より日本テレビ系で放送されるテレビドラマ「おしゃれの答えがわからない」に出演する。

白神ももこ

2020年、というより以前から創作に行き詰まると多摩川の土手でぼんやりしたり台風が作ったガレキと倒木のアートを探しに行ったりしていたのですが、2020年上半期は特に毎日土手と河原へ行っていました。毎日行っても飽きず、たまに雉子に会ったり、よもぎを摘んだり、ミニトマトがたくさんなっていたり、発見と収穫がたくさんありました。動画作成の依頼が来たときも河原で踊ったり、モモンガ・コンプレックスの臼井梨恵さんとみそ汁を作ったりする動画を撮っていました。端から見たら毎日1人で河原で遊んでいる女がいてさぞかし怪しかったでしょうね……。

白神ももこ(シラガモモコ)

東京都生まれ。演出家、振付家、ダンサー、モモンガ・コンプレックス主宰。自ら作・演出を手がけるモモンガ・コンプレックスを“ダンス・パフォーマンス的グループ”と名付け、ダンス的な要素を用いながら世界の端っこに焦点をあてる。「ご多分にもれず、ふつう。」「となりの誰か、向こうの何か。」といったカンパニー作品以外に、フェスティバル/トーキョー14「春の祭典」、木ノ下歌舞伎「隅田川」などの演出作がある。2019年4月より富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ 芸術監督を務める。