瀧内公美が“裏アカ”にハマる主人公を語る、主演作のインタビュー到着
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「裏アカ」
SNSの裏アカウントをテーマにした「裏アカ」より、主演を務めた瀧内公美のインタビューコメントが公開された。
TSUTAYA CREATORS' PROGRAM FILM 2015で準グランプリに輝いた企画を映画化した本作。裏アカを通して出会う男女の姿を通し、現代人が抱える葛藤や欲望、性への衝動を赤裸々に描く。脚本は本作で監督デビューを果たした加藤卓哉と「そこのみにて光輝く」「オーバー・フェンス」の高田亮が共同で手がけた。
「彼女の人生は間違いじゃない」「火口のふたり」で知られる瀧内は、裏アカにのめり込んでいくアパレルショップ店長・伊藤真知子を演じた。真知子は「誰かに必要とされたい」という思いからSNSに性的な写真を投稿し、表の世界では決して得られない大きな反応に快感を覚えていく女性だ。
TwitterやInstagramなど、SNSを一切やっていない瀧内は「『裏アカって何だろう?』がまず始まりでした。裏があるということは表があるのかな?と興味を惹かれて。監督や脚本家の方はどうしてここに着眼したんだろうとか、なんで私がこの作品に呼ばれたのか?を考えました」とオファーを回想。「そもそも本や脚本を読むときって、私が書いたものではなくて、作家の方が書いたものなので、どういう思いで書いたんだろうとか、どうしてここに着眼したんだろうとか、なぜ私がこの作品に呼ばれる意味があるのかな、とか考えるところから始まるので、そういうのはクセになっていますね」と続ける。
自身と真知子の性格について「似ているところはあまりない」と言いつつも、「一生懸命取り組みたいという気持ちがあるところは、似ているというか……自分で言うのもあれなんですけど、彼女の素敵なところだなと思いました」と語る瀧内。「承認欲求って目に見えないものですよね。そういうものは誰しも持っていると思うんですが、真知子の場合は後輩や見えない数字に押し立てられて、すごく自分に悩んでいる人間なので、苦しいだろうなと単純に感じましたね」と話した。
「裏アカ」は4月2日より東京・新宿武蔵野館、池袋HUMAXシネマズ、シネクイントほか全国でロードショー。
(c)2020映画『裏アカ』製作委員会