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日向坂46 松田好花、ついに『日向坂で会いましょう』復活 “放送作家視点”活かした活躍に期待

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リアルサウンド

 日向坂46の二期生・松田好花が、約3カ月ぶりに『日向坂で会いましょう』(テレビ東京)に復帰した。昨年9月に病気治療の専念のために活動休止していた松田だが、12月に開催された無観客配信ライブ『ひなくり2020 ~おばけホテルと22人のサンタクロース~』の出演を皮切りに徐々に活動を再開しており、残すは同番組のみとなっていた。

 松田は、開口一番「待たせたな!」と春日の決めセリフで登場。穏やかな笑顔を浮かべつつ目にはうっすらと涙が溜まっていた。しかし、感傷的になりすぎないところがこの番組のいいところ。特に松田とオードリーが絡んでいる姿を微笑ましく見守るメンバーの姿が印象的だ。その構図がグループのすべてを物語っているようにも思える。まるでバレンタインのプレゼントのような復帰挨拶となった。

 同放送ではバレンタイン企画として「妄想キュンキュン朗読会」を実施。これは“私がチョコを渡すなら…”をテーマにメンバーの理想のシチュエーションを発表するというもので、松田は見届け人としてコメントを担当。しばらく休養していたことから“リハビリ”をしたいようだ。一方バラエティ慣れしているメンバーたちはこの日も活躍。男役・齊藤京子と演技派・渡邉美穂による朗読ではゲラな齊藤に釣られてスタジオも爆笑。また、影山優佳と髙橋未来虹の朗読では、影山の演技に一所懸命についていこうとする髙橋の姿が頼もしかった。

 今の『ひなあい』はまさに笑いの戦場だ。久しぶりの同番組の収録に、松田は「収録の時、ひなあいの収録にどんな感じで参加していたのか思い出せず、みんなの熱量にもあまりついていけてない気がして大変でした 笑」とブログでコメント。収録後は疲れて半日寝ていたほどだという。とはいえ、ラジオ好きで放送作家的視点をもつ松田は、『ひなあい』において異質な存在感を示していたメンバーでもある。以前、松田はこのようなことを述べていた。

「天才的なセンスが自分には携わってないので、放送作家目線というか、『こういうことを言ったら、こうなるかも』という発想を大事にしたい気持ちがある」(『B.L.T.2020年9月号』より)

 実際にこうした言動が『ひなあい』でも多く見られていて、佐々木久美は「このちゃん(松田)は、私たち3人(佐々木久美、加藤史帆、富田鈴花)みたいに切り込むんじゃなくて、押し引きが絶妙なんです」(同上)と明かしている。その場のバランスを保つ役割を担っている点は松田の強みだ。そんな彼女が復帰したことで日向坂46のバラエティでの攻撃パターンがさらに広がることだろう。“リハビリ”にまだ時間がかかりそうだが、本調子になったときには、日向坂はさらに面白くなっていくはずだ。次回は後半戦となる「妄想キュンキュン朗読会」。放送作家視点の松田ならではのコメントに注目したい。