ESME MORIの1stアルバム『隔たりの青』3月リリース 七尾旅人ら参加
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ESME MORIの1stアルバム『隔たりの青』が3月12日に配信リリースされる。
サウンドプロデューサー、シンガーソングライターのESME MORIは、テクノやアンビエント系の楽曲を主体とした「Solvents & Orbits」と並行して2011年から自身の歌と詩にフォーカスしたソロプロジェクト「ESME」を開始。2012年に「Solvents & Orbits」名義でEP『Maple Hill』、「ESME」名義でEP『The Butterscotch Sessions』をリリースした。2016年から名義をESME MORIに変更。アーティストへの楽曲提供やプロデュース、劇伴への参加なども行なっている。
毎日書き綴った日記と、とある本との出会いを経て着想したという『隔たりの青』には、2019年にデジタル配信された“雲の芽 feat. basho”、2月26日に先行配信される“Tambourine Sky”を含む全10曲を収録。 フィーチャリングアーティストとして「ESME MORI」の名付け親でもある七尾旅人に加え、bashoをはじめとするCBSメンバー、Kuroyagiを迎えている。そのほかの参加アーティストはTiMT、Masaya Inoue、kyon、takaya。ミックスをThe Anticipation Illicit Tsuboi(RDS Toritsudai)、奥田泰次(studio MSR)、柏井日向(Bigfish Sounds)、小森雅仁(ABS RECORDING)、寺田康彦(Think Sync Integral)が手掛けた。
発表とあわせて“Tambourine Sky”のPVのティザー映像が公開。
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ESME MORIのコメント
世界は、青に包まれている――。
本来色が無い空や海は、遠ければ遠い程、深ければ深い程、濃い青に見えている。
しかし、私達がその青を求めても、決して辿り着くことは出来ない。
何故なら、それらは光の悪戯によって見えるもので、そこに存在するものではないからだ。
青は、憧れや願望の現れで、手に入れることが全てでは無い。
また、手に入らないからこそ、見えること、気づくこともあるかもしれない。
今、人類は未曾有の事態に直面している。
隔たりを意識する日々の中、ただ距離を埋めることを求めるのではなく、その隔たりの中に居る自分を受け入れ、今いる場所から見える青が、どんな濃淡や明暗、強弱になっているのか、各々の受け止め方があっても良いのだろう。
本作も、さまざまな楽曲で構成されており、それらの音像や歌詞を通して、聴いてくださった人がそれぞれの距離、それぞれの感じ方で受け止めてもらえたら、と思い制作しました。