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TEAM SHACHI、有観客ライブでパシフィコ横浜公演開催を発表「まだまだ夢を見る気満々」

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TEAM SHACHI(撮影:笹森健一)

TEAM SHACHIが本日2月20日に東京・チームスマイル・豊洲PITにて、ワンマンライブ「SHACHI Navigates Spotlight」を2部制で実施。この記事では1部の模様をレポートする。

「SHACHI Navigates Spotlight」は12月30日に行われる予定だったが、メンバーの秋本帆華が新型コロナウイルスに感染したため本日に延期に。新型コロナウイルスが感染拡大する状況の中で、無観客ライブを通してタフ民(TEAM SHACHIファンの呼称)に熱狂を届けてきたTEAM SHACHIが、2020年の総決算として満を持して有観客で行う予定だったライブとあって、振替公演は悲願の開催となった。

開演時刻になると出囃子の「Overture」が流れ出し、ステージにかかった紗幕の向こう側に4人の姿が浮かび上がる。紗幕に赤、青、紫、黄緑の光が浮かび上がりそれが1つに重なると、1曲目の「MAMA」が始まった。「MAMA」では紗幕に事前に撮影された4人の顔が大きく映し出され、紗幕の中で歌う4人の姿とシンクロ。曲が終わると土砂降りの雨の音と雷鳴が会場に轟き、咲良菜緒の「雨天決行!」のシャウトと同時に紗幕が振り落とされる。Tatsuya(Dr / Crossfaith)、MIYA(B)、 芳賀義彦(G)からなるバンド民(バンド)を従えた4人は髪を振り乱しながら熱唱し、声を出せない状況の中でタフ民は彼女たちのパフォーマンスに応えようとペンライトを力強く振った。

続く「AWAKE」でTEAM SHACHIはのTatsuyaが叩く強靭なビートに負けじと熱唱。キラーアンセム「抱きしめてアンセム」ではイントロからタフ民とともに踊り狂い、会場に一体感を作り上げる。終盤では大黒柚姫のパワフルな絶唱が会場にこだました。熱狂冷めやらぬ間に4人はセットの2Fに上がり、極彩色の照明を浴びながらダンスブレイクを披露。そこからスキャットで始まる歌謡ロックナンバー「こだま」、アッパーチューン「BURNING FESTIVAL」と続け、冒頭からノンストップであるにも関わらず疲れも知らない様子で全力で踊り倒した。

セットの2Fから降りてきたTEAM SHACHIはしなやかさをたたえたロックチューン「ROSE FIGHTERS」を歌唱。キメのパートでは「咲き誇れ」という歌詞に合わせてタフ民がペンライトを高く突き上げ、フロアに4色の花が咲いた。「おひさしぶりです。やっと来たね豊洲!」と話し始めた4人は改めて自己紹介。坂本遥奈は「声は出せないけど、体で声を出す勢いで!」と言い、咲良は「私たちは皆さんを筋肉痛にする満々で来ています」とタフ民に呼びかけ、激しいライブになることを予告した。

短いMCを終え、ステージ上に散り散りになったTEAM SHACHIはアコースティックアレンジの「かなた」を披露。音数の少ないアレンジで歌声をしっかり聞かせたあと、秋本はTEAM SHACHIの冬のライブには欠かせない「Sweet Memories」を歌い始める。楽曲の持つロマンチックな世界観を歌とパフォーマンスだけではなく、雪の降る演出でも表現してみせた。4人が「JUMP MAN」で笑顔あふれるステージを展開したあと、ライブはバンドメンバーによるソロ回しのパートへ。各メンバーのソロが終わると2月2日に22歳になったばかりの最年少メンバー・坂本が合流し、バンド演奏に合わせてエネルギッシュなダンスを披露してフロアを掌握してみせた。

再びステージにそろった4人は各メンバーカラーのレーザーが激しく飛び交う中で「It's New 世界」「アイドンケア」といったシンセサウンドが際立つ楽曲を立て続けにパフォーマンス。バンドメンバーを紹介したあとごきげんなスカチューン「Rock Away」でタフ民たちと大盛り上がりするも、キメのパートでバンド民が突如演奏を止めてしまう。坂本が「メンバーのジャンプ力が足りなかったのかな」と4人を代表して大きくジャンプしたが演奏は始まらず、続いて大黒が「お色気が足りなかったんじゃない?」とセクシーなダンスをするもそれでも演奏は始まらない。秋本は「笑顔が足りなかったんじゃない?」とかわいらしくジャンプするもそれもバンド民には響かず、最後に咲良が「Rock Away!!!」とロングトーンを放つとようやく演奏が再開。ラストで咲良は「イエイ!」とピースを決めた。

その後、TEAM SHACHIはファルセットで魅せる「You!」、アグレッシブなロックチューン「眠れないナイNIGHT!」、重厚なバンドサウンドが特徴の「SURVIVOR SURVIVOR」を披露。さらに「Rocket Queen」をたたみかけ、タフ民も巻き込み踊り続けた。本編最後を飾ったのはこのライブのために制作した新曲「JIBUNGOTO」。「当たり前のことが当たり前ではなくなった日常を、“JIBUNGOTO”として捉えながら乗り越えていく」という思いを込めたタフ民への応援歌を心を込めて届けた。

本編が終わるとスクリーンにて、10月24日に神奈川・パシフィコ横浜でワンマンライブ「OVER THE HORIZON~はちゃめちゃ!パシフィコ!~」を開催することと、今秋1stフルアルバム(タイトル未定)をリリースすることが発表された。「小さなプライドはいらない」「未来が始まる」「失敗できない」「本気を見届けてほしい」と決意を感じるワードが飛び出した告知映像のあとステージに登場したTEAM SHACHIの4人は東京・日本武道館での単独公演への1つのステップとして行うパシフィコ横浜公演への意気込みを語る。咲良は「武道館公演への夢がよりリアルになるのか、遠ざかってしまうのかがこのライブが成功するかにかかってる」と真剣に述べた。

また咲良は自分たちの本気度や熱い思いを伝えるべく、パシフィコ横浜公演に参加してくれるタフ民に向けて手紙を書きたいとスタッフ民(スタッフ)にアピール。ステージの中央に全員を集めた秋本は「私たちは武道館という大きな目標に向けて、まずパシフィコ横浜を成功させたいと思っています。夢を実現させるために皆さんの力も貸してください。まだまだ夢を見ていきましょう! よろしくお願いします!」と握りしめた拳をタフ民と見せつけあった。

「DREAMER」「Today」の2曲を歌い終え、マイクを握りしめた秋本は「私たちはまだまだもっともっと楽しむ気満々でいます。夢を見る気満々でいます。皆さんと一緒に同じ景色を観たいです。またライブ会場でお会いできる日を楽しみにしています。本日は世の中が大変な中、ここに来ることを迷った方もたくさんいると思います。だけどみんなの顔を見てライブをすることができて本当にうれしかったです。皆さんの存在に“マジ感謝”な気持ちでいっぱいです。ありがとうございます」と挨拶してライブを締めくくった。

「OVER THE HORIZON~はちゃめちゃ!パシフィコ!」の情報は、特設サイトにて公開中。彼女たちにとって大きな挑戦であり節目でもあるこのライブをお見逃しなく。

TEAM SHACHI「SHACHI Navigates Spotlight」第1部 2021年2月20日 チームスマイル・豊洲PIT セットリスト

00. Overture
01. MAMA
02. 雨天決行
03. AWAKE
04. 抱きしめてアンセム
05. こだま
06. BURNING FESTIVAL
07. ROSE FIGHTERS
08. かなた(アコースティックVer.)
09. Sweet Memories
10. JUMP MAN
11. It's New 世界
12. アイドンケア
13. Rock Away
14. You!
15. 眠れないナイNIGHT!
16. SURVIVOR SURVIVOR
17. Rocket Queen
18. JIBUN GOTO
<アンコール>
19. DREAMER
20. Today

OVER THE HORIZON~はちゃめちゃ!パシフィコ!

2021年10月24日(日)神奈川県 パシフィコ横浜 国立大ホール
OPEN 17:00 / START 18:00