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北村匠海主演、カツセマサヒコ原作『明け方の若者たち』映画化 2022年公開

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CINRA.NET

映画『明け方の若者たち』が2022年に全国公開される。

カツセマサヒコの長編小説デビュー作『明け方の若者たち』を映画化する同作は、下北沢、明大前、高円寺など退屈な飲み会で出会った「彼女」に一瞬で恋をした「僕」の恋と、何者にもなれないまま大人になっていくことへの葛藤を描いた作品。「僕」役を北村匠海が演じ、監督を松本花奈が務める。脚本は『愛はどこにも消えない』『過ぎて行け、延滞10代』などで松本監督とタッグを組んだ小寺和久。

カツセマサヒコは1986年生まれ、東京出身。大学を卒業後、2009年から一般企業に勤務した。趣味で書いていたブログをきっかけに編集プロダクションに転職し、2017年に独立。昨年6月に刊行された『明け方の若者たち』は、「私と飲んだ方が、楽しいかもよ笑?」の16文字から始まる「沼のような5年間」を描いた青春譚。

北村匠海のコメント

“明け方の若者たち”で主演を務めさせて頂ける事になりました。
松本監督とは10年前、共演者として学園ドラマで出会い、そして今お互いの道を進んでやっと再会できました。
映画に登場する、街や音楽が偶然にも僕の“本物の青春”と重なっていて、もう二度と帰ってこない人生のマジックアワーをまた味わえたような、切なくてじんわりあったかくて、笑ってるのか泣いてるのかよくわからないあの頃を、皆さんも思い出せるかもしれません。お楽しみに。

松本花奈監督のコメント

カツセさんの紡ぐ言葉の、笑顔でいるけれど本当は少し寂しかったりとか、夢を追いかけることをやめたけれど本当はどこかで希望を捨てきれていなかったりとか、決して単純ではない、濁りのある感情の描写がとても好きです。そんな繊細でリアルなこの物語を、北村さんと共につくれることが楽しみです。1カット1カットを大切に、撮影していきたいと思います。

カツセマサヒコのコメント

初めて書いた小説が、発売して一年も経たないうちに映画化発表されて、しかも、その主演が北村匠海さん? どこからがドッキリですか。まだ実感が沸かず、フワフワとした気持ちでいます。小説を子供とするならば、映画は可愛い甥っ子といったところでしょうか。松本監督と素晴らしいキャスト・スタッフ陣に全て委ねて、温かく見守ろうと思っています。本当に楽しみです!