「大切な人と観てほしい」『パーフェクトワールド』が満足度第1位に
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(C)2018「パーフェクトワールド」製作委員会
「ぴあ」調査による2018年10月5日、6日公開のぴあ映画初日満足度ランキングは、岩田剛典と杉咲花がダブル主演を務めた『パーフェクトワールド 君といる奇跡』が第1位になった。
原作は有賀リエの同名コミックで、事故で車椅子生活になった初恋の相手・樹と再会したつぐみが、思い悩みながらも共に生きていこうとする姿を描く。
出口調査では女性から特に高い満足度を集めており、「車椅子の人と付き合ったら自分はどうするだろうとか、いろいろなことを考えた」「岩田さん演じる主人公の悔しい気持ちとか、それぞれの想いが伝わってきた」「杉咲花さんの役に感情移入した。切なかったり感動したりたくさん涙が出た」「考え方が180度変わる映画だった」「病気に対して臆病にならず、生きていく目標を見つけて前に進んでいく姿がいいなと思った」などの声が寄せられ、「大切な人と一緒に観てほしい映画」という声もあった。
注目は2位の『教誨師』。2018年2月に急逝した大杉漣がプロデュースし、自ら主演を務めたヒューマンドラマで、受刑者の心の救済に努め、彼らが改心するよう導く“教誨師”と、独房で孤独な生活を送る死刑囚6人の会話劇が繰り広げられる。
劇場には20代から80代までの幅広い世代の姿があり、じっくりと思い思いの感想を話す人の姿が印象的だった。観客からは「こういう職業に就いている人がいるのか、こんなにも大変な仕事をしている人がいるのかと思った」「命の重さについて改めて考える機会になった」「教誨師と死刑囚のやり取りの中で生きることの原点のようなものについて考えさせられた」「内容が深くしてずっしりくる作品だった。罪を犯した人と向き合う大杉漣さん演じる教誨師の姿が印象的で、人と人との関係の本質があるように思えた」「会話の重みが違った。教誨師の役は大杉さんだから演じられる役だと思った。すごかった」などの声があったほか、「大杉漣さんの演技はとても素晴らしく、亡くなったことが悔やまれる」と話す人もいた。
(本ランキングは、10/5(金)、10/6(土)に公開された新作映画12本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
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