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次世代の注目女優・三浦理奈が一途なヒロインを熱演「夢は長編映画で主演を演じることです!」

映画

インタビュー

ぴあ

三浦理奈 撮影:杉映貴子

活躍が期待される若手俳優・女優を応援するために、「卒業」をテーマにした作品を映像化してサポートする「私の卒業」プロジェクト。その第二期の配信が2月19日(金)より、YouTubeにて3本一挙配信となった。今日はその3本のうちの1本「センパイの卒業式」の主演を務める、三浦理奈さんに撮影秘話や見どころはもちろん、彼女自身のプライベートについても話してもらった。17歳の素直さと不安、そして未来への意気込みを感じてほしい。

自分に戻るのが大変なほど「綾香ちゃん」に入り込んでいました

――「センパイの卒業式」、撮影はいかがでしたか?

最初は撮影に慣れなくて、とても緊張しました。でも撮影が進むにつれ、緊張が早くとけるようになり、だんだん楽しくなっていきました。

――最初は、主演のプレッシャーを大いに感じたんですね。

ものすごく感じました! ちゃんと台本覚えられるかなあとか、夜、考えただけで目が冴えちゃって。1時間しか眠れないなんてこともあって、撮影前はフラフラしていました。でも家族やマネージャーさんには相談できなくて……弱音を自分から言えないんです。

――内にこもってしまった?

悩んでいるときは、近くにいる人が気づいて声をかけてくれることが多いんですけど、「大丈夫?」って言われるとブワッと涙が出てしまうっていう。溜め込みタイプなんですよ。撮影現場に入った当初は、表情もすごいカチコチで。じょじょに緩んでくことが出来て本当に良かったです。

――三浦さんが演じる綾香ちゃんは、好きな人にトコトン一途な子ですが、あの気持ちわかりました?

すっごいわかりました! 高石監督からも、綾香ちゃんは私にちょっと似ている部分があると言われたんですけど、自分的にもすごくやりやすかったです。好きだった先輩が変わってしまっても、「大好きです!」って心から言うシーン、本当にスルッとできました。

――演じていて難しかったことは何ですか?

表情が難しかったです。カメラで撮った後に、自分がどんな顔をしていたかをなかなか見せてもらえないので、「顔をちゃんとしなきゃ」ってすごく思っていたんです。そうしたら高石監督に、「『やらなきゃ、やらなきゃ』が顔に出ている」って言われてしまいました。感情と表情を一緒にするのが、とにかく難しかったです。
悲しい顔とか切ない顔とか、いろんな表情がありますが、それを作らなきゃって気持ちが強すぎたみたいです。

――セリフを覚えるプレッシャーに加え、表情を作るプレッシャーも!

ただ、セリフは意外と覚えられました。絶対無理って最初は思っていましたが、台本を読み込んで頭に入っていたからか、セリフが飛んでしまう事はありませんでした。

――ここは見てほしいという、見どころを教えてください。

綾香ちゃん、先輩の匠くん、お友達の翔吾くんという3人が、三角関係のようになるんですけど、お互いを思い合っているところが、見どころです。あと、今回のサブテーマが「地に足をつける」というものなので、映像にも足をフューチャーしたシーンが流れます。そこも注目です。

――新型コロナウィルスであったり、YouTuberであったり、“今”を表現する要素が多いというのも、特徴的な映画ですよね。

千曲市で撮影したんですが、作中に出てくる豪雨災害も、千曲市で2019年に起きた本当の話なので、全体的にとてもリアルなんです。あと、千曲市って本当にキレイなところなので、背景が全編通して美しいです。

――千曲市の魅力は、どんなところですか?

1番はやっぱり、人ですね。すごく温かくて優しくて。すれ違った人も挨拶を返してくださったり、普通に話しかけてくださったりとか、ありがたかったです。あと足湯のシーンがあるんですが、撮影が終わるまで街の方々が待っていてくださいました。

――「センパイの卒業式」を経て、ご自身が成長したと感じましたか?

ふふふ、はい(笑)。最初は何もわからない状態だったんですけど、だんだん撮影が進むにつれて、「あ、これが役に入るってことなんだ」「これが気持ちが入るってことなんだ」ってわかってきて、楽しかったです。ただ、役柄と本来の自分とで、切り替えがすごく難しかったです。私は今、綾香ちゃんなのか私なのかどっちだろうって、分からなくなることもありました。

「ホリプロって何ですか?」から始まった芸能生活

――三浦さんは、2016年のホリプロスカウトキャラバンで、審査員特別賞を受賞したのが、デビューのきっかけとお聞きしています。

家族で東京によく、旅行に来ていたんです。浅草とか観光スポットを巡っていたんですが、中学1年生で原宿に行ったときに事務所の方からスカウトを受けたのが、最初のきっかけです。当時はホリプロが何なのかもわかりませんでした(笑) でも、親がすごく勧めてくれて……。それまで、夢とか将来の希望とか何もなかったんですが、ホリプロに入ってから女優さんになりたいなって、思うようになりました。

――それまでは普通の中学生だったんですね。

普通に滋賀県で学校生活を送っていました。中学時代は陸上部でした。今は高校で東京に出てきて、帰宅部。まったく運動してないです(笑) 東京は滋賀と人口がぜんぜん違うし、電車でどこにでも行けるというのが衝撃で。滋賀ではバスにも乗ったことがなくて、親の車か自分で自転車に乗るかだったんです。

――東京の交通事情って、衝撃ですよね。わかります! 今は高校2年生ですが、今、流行っていることはなんですか?

K-POPがすごい流行っています。BLACK PINKさんとか、TWICEさん。NiziUさんもみんな、文化祭で歌って踊っていました。私は照明でしたけど(笑)

――裏方を担当したんですね。踊りたくなかった?

私、踊ることが苦手で…! ただ去年はクラス全員踊らなきゃいけない学校のイベントがあって、それは踊りました。AKB48の「ヘビーローテーション」にあわせて、最後尾の見えないところでコッソリ……体育はすごい好きで、ドッチボールとかバトミントンは大好きなんですが、とにかく踊れない。

――運動神経はいいのに!

去年は学校の体育祭のリレーで、選抜で走りました。選抜と言いつつ、結構人数はいたんですけどね。ちゃんと追い抜いたので、めっちゃ気持ち良かったです! でも、普段は面倒くさがり屋で、超インドア派です。

――お家では何をしているんですか?

ずっとYouTubeを見ています。「●●を1万円ぶん買ってみた!」みたいな大食い企画をよく見ます。見ているうちに、自分でもやりたくなってきました。ひたすら食べるなら、ラーメンがいいな。お兄ちゃんが2人いるからか、味覚が男らしいんです。

――お兄ちゃんが2人! 可愛がられたんじゃないですか?

いわゆる女の子って感じには、育たなかったかもしれません。お兄ちゃんにまじってサッカーとか野球とかやってたので。1番上のお兄ちゃんには、特に可愛がってもらいました。

――好きな男の子のタイプは、お兄ちゃんに寄っちゃいます?

ぜんぜん寄らないです。好きになった人がタイプなんだと思います。

――因みに今はどういうタイプが? 妄想で結構です。

うーん、なんでも一緒に楽しんでくれる人でしょうか。理想のデートは、遊園地に行きたいです。ジェットコースターがめちゃめちゃ大好きなので!

将来の夢はアクションもできるカッコいい女優!

――今まで、影響を受けた作品や、好きな作品はあります? 

綾瀬はるかさん主演のドラマ「奥様は、取り扱い注意」が大好きです。アクションが素晴らしいし、スイッチの切り替えがすごいなって。すごくカッコよくて、自分もいつかこういう役柄を演じられたらいいなって思います。

――カッコいい女性って、憧れちゃいますよね。

戦っている女性はカッコいいなと思います。洋画なら「バイオハザード」が大好きです。邦画なら「今日から俺は!!劇場版」で、橋本環奈さんの戦うシーンが印象的でした。

――では最後に、三浦さんの将来の夢を教えてください。

今度は長編映画で主演を演じたいです。学園ものもアクションも大好きですし、いろんなジャンルの映画に出たいなって思います!

――今日はありがとうございました。

私の卒業プロジェクト第二期
「センパイの卒業式」配信中!
【前編】


【後編】

撮影/杉映貴子、取材/藤坂美樹、構成/中尾巴

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