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高畑充希「忘却のサチコ」で共演の葉山奨之に“ずっとなぜてたい衝動”感じる

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「忘却のサチコ」記者会見の様子。左から葉山奨之、高畑充希、早乙女太一、山岸聖太。

連続ドラマ「忘却のサチコ」の記者会見が本日10月9日に東京のテレビ東京 六本木本社で行われ、キャストの高畑充希、早乙女太一、葉山奨之、監督を務めた山岸聖太が出席した。

阿部潤のマンガを連続ドラマ化した本作は、文芸誌の編集者・幸子が、結婚式当日に逃げた婚約者のことを思い出さないためにおいしいものを求めて奔走するグルメコメディ。1月にスペシャルドラマが放映された。幸子役の高畑は元々原作ファンだったと言い「幸子が爆乳で高身長のキャラクターなので、(スペシャルドラマで)最初に演じるときに『身長とおっぱいが足りない!』と焦ったんですけど、皆さんと作り上げることができました。周りの人たちが泣いたり笑ったりしてくれて、ほっと胸をなでおろしたときに連ドラのお話が来たので、金曜日の夜が楽しくなっておなかがすくドラマにしたいなと思いました」と述べる。

幸子の失踪した婚約者・俊吾を演じる早乙女は、原作でもスペシャルドラマでも顔が出てこない俊吾を演じたことについて「非常にやりづらかったです」と苦笑。「僕自身、さわやかでニコニコしてる役をあまり演じたことがなかったんです。普段はムスッとした表情をしているので、役作りとしてはなるべく口角が上がっておおらかになれるようにニコニコしていました」と明かした。作中では幸子の妄想の中でさまざまなコスプレに挑戦していると述べ「妄想部分がけっこうぶっ飛んでいて、自分でやっていて楽しくて。俊吾さんのさわやかで優しくて、という部分で感じたストレスを妄想部分で爆発するという感じでした」と話す。

幸子が働く文芸誌編集部の新入社員・小林役の葉山は「前に充希ちゃんと共演したのは4年前。そこから成長したところを見せなきゃと思ってクランクインしたんですけど、全然駄目でしたね。撮影中に面白すぎて吹き出しちゃったりとか、2人のシーンで助けてもらったりして、本当に幸子さんみたいな先輩だなと思いました」と高畑に感謝する。高畑は「4年前に会ったときはスーツとか絶対に似合わない感じだったんですけど、ひさびさに現場で会ったらスーツをシュッと着こなしてて『えー、奨之大人じゃーん』と思いましたね。でも今も犬っぽさがあるというか、かわいくて仕方なくてずっとなぜてたい衝動を毎日抑えてました」とほほえんだ。

撮影で苦労した点として、高畑は食事シーンのエピソードを明かす。全12話で20回挟まれる食事シーンの撮影には、自身のナレーションをイヤフォンで聞きながら臨んでいたと説明し「どの料理も実際にお店の人が作ってくれるので抜群においしいんですが、自分の声を聞いているのでほぼ味がわからなくて。おいしいのに味がわからないフラストレーションを感じていたので、プライベートで行きたいですね」と苦笑した。

「忘却のサチコ」はテレビ東京系ドラマ24枠で10月12日よりスタート。

ドラマ24「忘却のサチコ」

テレビ東京系 10月12日(金)放送スタート 毎週金曜 24:12~
※テレビ大阪のみ毎週月曜 24:12~

(c)阿部潤・小学館/「忘却のサチコ」製作委員会