デ・ニーロら共演　喜劇映画『カムバック・トゥ・ハリウッド！！』6月公開

映画『The Comeback Trail（原題）』が『カムバック・トゥ・ハリウッド！！』の邦題で6月4日から公開。あわせてビジュアルが公開された。

ロバート・デ・ニーロ、トミー・リー・ジョーンズ、モーガン・フリーマンが共演する同作。1970年代のハリウッドを舞台にした同作のあらすじは、B級映画プロデューサーのマックスがギャングのレジーからの借金が返せない中、危険なスタント撮影で死亡事故が起きれば保険金が入って大儲けができるという作戦を思いつき、過去の脚本を引っ張り出して老人ホームから往年のスター・デュークを連れ出して西部劇の撮影を開始するが、デュークは思いのほかしぶとく、撮影が順調に進んでしまうというもの。

マックス役にロバート・デ・ニーロ、デューク役にトミー・リー・ジョーンズ、レジー役にモーガン・フリーマンがキャスティング。そのほかマックスの甥でお人好しのビジネスパートナー役を『終わりで始まりの4日間』のザック・ブラフ、マックスの弟子から宿敵となった若手プロデューサー役を『イントゥ・ザ・ワイルド』のエミール・ハーシュが演じる。監督と脚本を務めたのは、『ミッドナイト・ラン』の脚本で知られるジョージ・ギャロ。

ジョージ・ギャロは18歳の頃にハリー・ハーウィッツ監督の自主制作映画『The Comeback Trail』のラフカットを観て、そのアイデアに魅せられ、長年にわたってリメイクの可能性を模索していたという。ハリー・ハーウィッツ監督は1970～1980年代に多くのB級映画を手掛けた監督だが、『The Comeback Trail』は正式に劇場公開されたことがなく、観たのはわずかな業界人のみという幻のカルト映画として一部で話題になっていたという。ジョージ・ギャロが偶然ハーウィッツの未亡人と知り合ってリメイク権を獲得し、旧知のロバート・デ・ニーロから「何か愉快な作品をやりたい」と言われたことをきっかけに同企画が実現。