RADWIMPS野田洋次郎、松田龍平との対局を回顧「勝てるなと思ったら……」
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「泣き虫しょったんの奇跡」完成披露試写会の様子。
映画「泣き虫しょったんの奇跡」の完成披露試写会が本日7月3日に東京・TOHOシネマズ 新宿で行われ、野田洋次郎(RADWIMPS)がキャスト陣や豊田利晃監督、原作者の瀬川晶司と共に舞台挨拶を行った。
「泣き虫しょったんの奇跡」はプロ棋士・瀬川晶司の自伝的小説を「青い春」の豊田が映画化した作品。「26歳の誕生日までに四段へ昇段できなければ退会」というプロ棋士養成機関・奨励会の規定により、一度夢を絶たれた主人公・晶司が、周囲に支えられながら再びプロ棋士を目指す様が描かれる。劇中では松田龍平が晶司、野田が晶司の親友で最大のライバル・鈴木悠野を演じている。
かねてから公私共に松田と親交のある野田は、撮影が始まる直前の時期には特に一緒にいる機会が多かったとのことで、「僕んちのキッチンに僕よりもいるぐらい(笑)」と明かす。演技に不安があり出演への迷いもあったものの、「監督には『できるよ』と言っていただいて。それを信じて参加しました」「最初のシーンは10回以上撮り直しをさせてしまって一瞬後悔しました」と笑い交じりに語った。
その後、キャスト陣が撮影を楽しげに振り返る中、野田は「僕、幼なじみ役で全部(松田と)2人きりのシーンなんですよ。誰一人絡んでなくて、打ち上げで皆さんに『初めまして』ってご挨拶したんで。みんなの盛り上がってる感じがすっげえいいなと思って聞いてました」とうらやましそうな視線を共演者に送る。さらに「(性格がわかってるので)最初は龍平には勝てるなと思ったら、全然決着がつかなくて」と松田と実際に対局した際の出来事を明かした。
また松田は言葉を選びながら「本当にいい映画。瀬川さんの言葉を借りると、あきらめないということが何かにつながる。勇気をもらえる映画だと思います」とアピール。豊田は「夢を追い続けている男の物語です。好きなことをずっとやってると、ときどき憎しみに変わる。そしてみんなやめてしまう。それを愛に変えて成功したのが瀬川さんの人生です。皆さんの心に触れるシーンがあればうれしいです」と語り舞台挨拶を終えた。
映画「泣き虫しょったんの奇跡」は9月7日より全国でロードショー。
(c)2018『泣き虫しょったんの奇跡』製作委員会 (c)瀬川晶司/講談社