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PARADISES現体制初ワンマン、ウタウウタがパンストかぶる

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パンストをかぶったウタウウタ。(Photo by sotobayashi kenta)

PARADISESが本日2月28日に東京・WWWでワンマンライブ「PARADISES RETURN」を開催した。

PARADISESには1月にWAggから昇格したウタウウタが加入。ウタと入れ替わるようにPARADISESメンバーの月ノウサギがWAggに半年間の期間限定でレンタル移籍した。PARADISESは1月末に行われたイベント・ツアー「WACK TOUR2021 "TO BE CONTiNUED WACK TOUR"」の神奈川・KT Zepp Yokohama公演からテラシマユウカ、ナルハワールド、キラ・メイ、ウタウウタの4人編成で活動しており、今回の公演はウタを迎えた体制で初のワンマンライブとなった。

4人はウタの加入が決まったオーディション「PARADISESの素晴らしき未来」で課題曲だった「PLEASE LISTEN TO MY」でライブをスタートさせた。ウタは少し緊張した様子だったが、ココナッツ(PARADISESファンの呼称)に笑顔を見せ、ほかのメンバーと息を合わせてパフォーマンスしていく。“楽園”をコンセプトにしたPARADISESらしく、ハッピーなムードの楽曲でフロアを盛り上げ、テラシマ作詞の「アレキシサイミア」ではソーラン節のような振り付けを交えて歌い踊った。

自己紹介に続いて、メイが「みんなに会いたかったです。ひさしぶりのワンマンライブ、新体制では初めてで楽しみにしてきました。こういう状況だからみんなで手を挙げて楽しんでもらえたらと思います」と話し、旗揚げゲームの要領で観客と手を挙げる練習をすることに。練習を経て、「この場所に来ると決めて来てくれた皆さんに最高の楽園を作りたいです。最後まで新体制のPARADISESをよろしくお願いします!」と挨拶した。そしてPARADISESはライブ定番曲「TWINKLE TWINKLE」や、透明感のあるナンバー「ALIVE」などを次々に披露していった。

ライブ中盤にはコントコーナーが展開された。コントのタイトルは「金の玉 銀の玉」で、内容はイソップ寓話の1つ「金の斧」をパロディ。ナルハが下半身から“茶色い金の玉”を取り出すなど下ネタ要素が強めのこのコントでは、泉に手持ちの茶色い金の玉を投げ込むと、それよりも美しく輝く“金の金玉”をもらえるという噂を聞きつけた強欲な女に扮するウタが“しわしわの茶色い金の玉”を投げ、女神に「私が落としたのはその金の玉です」と嘘を付く。その発言が女神の逆鱗に触れてしまい、“金の金玉”ではなくパンストを与えられたウタは、次の曲「Youth Song」でパンストをかぶってパフォーマンスした。パンスト芸はPARADISESの前身グループ・GANG PARADEから続く伝統ネタだ。PARADISESはライブ後半に「cry wanna」「消えないもの」という新作の収録曲などを次々に歌唱。「終わらない旅」でまっすぐな歌声を響かせ、新曲「visions」でライブを終えた。

アンコールではまず1人ひとりが挨拶。ウタは「PARADISESとして初めてワンマンライブをやってみて、やっと私はPARADISESになったんだと強く実感しました。自分はオーディションを通して、いろんな人に『変わったね』って言ってもらえることが多くて、自分でもそれはわかっています。でもまだもっともっと変わらなくちゃいけない部分があって、PARADISESとしてふさわしい人になれるようにものすごくがんばらなきゃいけないと思っています。グループへの意識が強くなって、ココナッツの皆さんもすごく好きになって、今が本当に楽しいです。もっともっといろんな人に会いに行きたいです。これからもPARADISESと一緒に進んでいってくれたらうれしいです」と涙ながらに語った。メイは「私はPARADISESのことが大好きで、PARADISESのことを好きなみんなが大好きです。これが軽い言葉に思われないようにこれからも何回だって伝えていきます。そしてみんなが好きだって伝えてくれる言葉とか気持ちがすごいパワーになっていて、今、こうして目を合わせていられることがすごく救いになっています。みんながPARADISESをいろんなところに自慢して回れるようなすごいグループに絶対なりたい。そのためにめちゃくちゃがんばります。あとはちょっと疲れちゃったとき、めちゃくちゃ楽しみたいとき、ずっとずっとそばに寄り添っていきたい。それはまるで病めるときも健やかなるときも一緒に寄り添う夫婦のような、みんなと一緒に進んでいけるグループでありたいと思っています。気持ちが離れちゃったとしてもふっと帰ってこられるような、アットホームな場所にしたいと思っています。これからもココナッツの皆さんといろんな景色を見たい、いろんなところで楽園を作りたいです」と元気よく話した。

ナルハはこの日のMCで何を話すか事前に考えきれなかったそうで、「ライブをやってみて伝えたいことがあったら伝えようと思っていた」という。そして緊急事態宣言下でライブ当日を迎えるまで不安な気持ちがあったことを明かしてから、「なんでだろうと思ったんですけど、考えすぎてたのかなと思います。みんなとこうやってできるライブが一番楽しいし、みんなに会えることが一番うれしい。何より大事な時間だと改めて感じることができました。本当にココナッツの皆さんには助けてもらってばかり。これからも皆さんにたくさん会いたいです。今日は新曲をたくさん披露して、初めてなのにたくさん踊ってくれて。みんなで作っていけるライブが本当に大好きです」と声を震わせながら、思いをファンに伝えた。

最後に「3、4日前にほんまに失踪したくなった日があった」と話し始めたのはテラシマ。彼女は4人の中でもっとも活動歴が長いことから「しっかりしなきゃ」とプレッシャーを感じていたと話す。「自分のことが手につかなくなってしまって。自分はどこに向かってるんだろうって。渋谷駅のトイレに閉じこもってた日がありました」と、ここ数日の間に起きた出来事を話していく。悩みを1人で抱え込んでいたテラシマは、メンバーと話し合う機会を設けて悩みを吐露したところ、気持ちが軽くなったそうで、「本音で話すのは大事だなって気付きました」と語った。普段のMCはマネージャーに確認したうえで内容を決めるが、今日のMCについては「本音で話そうと決めた」という彼女。「今日はいい意味で頭をからっぽにして、やってきました。このライブを通して伝えようと思ったことはシンプルなまっすぐなことで、この先ずっとココナッツのみんなといたいなって。その気持ちだけ強く思ったんです」「私はPARADISESで本気で売れたいです。だからココナッツのみんなと私たちで、もっと遠くまで歩いていけたらうれしいです。この先もずっと一緒にいさせてください!」と思いを伝えた。

そんな4人はあきらめない気持ちを歌う「PARADISES RETURN」、そしてグループの始まりの曲である人気曲「GOOD NIGHT」を披露してワンマンライブを締めくくった。

PARADISES「PARADISES RETURN」2021年2月28日 東京・WWW セットリスト

01. PLEASE LISTEN TO MY
02. YEAH!!
03. キモチイイコトシタイ!
04. アレキシサイミア
05. TWINKLE TWINKLE
06. PURE GIRL
07. ALIVE
08. 命短し乙女たち
09. お願い
10. Youth Song
11. cry wanna
12. BRIGHT FUTURE, YOUR SMILE
13. ズルい人
14. 優しい風に吹かれて
15. 消えないもの
16. 青い春
17. STARE
18. Special Xmas Song
19. ENVIES
20. 終わらない旅
21. visions
<アンコール>
22. PARADISES RETURN
23. GOOD NIGHT