NMB48、『NAMBATTLE』全リーダー6名インタビュー 決勝直前に迫った“グループの今”
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NMB48が1月1日より始動してきた新プロジェクト『NAMBATTLE〜戦わなNMBちゃうやろっ!〜』の決勝大会が、いよいよ今週、3月2日にオリックス劇場にて開催される。
既存のチームN、チームM、チームBIIを解体し、7期研究生を含めたメンバー全員を6つのグループに抽選で振り分けるという前代未聞の試みから早2カ月。次回リリース作品の新曲及びMV撮影、新劇場公演などを懸け、6グループは「劇場公演」「配信イベント」「ファン投票」の3つのバトルにて激戦を繰り広げてきた。
グループとしての団結力、パフォーマンスへの熱量、楽曲の表現力、NMB48においての自分らしさ……この期間、劇場に存在していたのはメンバー一人ひとりが昨日の自分を超えようとする熱い気持ち。公演を厳しく審査されるという初めての状況の中、それぞれのグループが3クールを通して大きく成長し、NMB48への難波愛をより一層深いものに。公演で見せる笑顔の裏で、悔しさのあまり涙を流したメンバーも多くいた。
リアルサウンドでは白間美瑠、小嶋花梨、安部若菜の3人にそれぞれの視点から『NAMBATTLE』の話を聞いた前編(NMB48、新プロジェクト『NAMBATTLE』突然の発表から1カ月 白間美瑠&小嶋花梨&安部若菜が明かす、現在の心境)に続き、この後編では6グループのリーダーにインタビュー。グループA「LeopAje」から貞野遥香、グループB「みっくすじゅーす」から白間美瑠、グループC「W1N-C」から出口結菜、グループD「きゅんmart」から塩月希依音、グループE「ちょうぜつかわE」から杉浦琴音、グループF「FRONTIER」から中野美来に、グループの今を聞いた。
目指すはNMB48のてっぺん。劇場で凱旋公演を果たすのはどのグループなのか。NMB48は今が一番面白い。(渡辺彰浩)
白間美瑠「まだまだNMB48は大きくなっていける」
ーーまずは、1月1日の公演で『NAMBATTLE』のプロジェクトが発表された際の心境から教えてください。
出口結菜(以下、出口):今までにないことだったので、びっくりしたのが大きかったんですけど、新しいことに挑戦できるのはいい機会だなとワクワクしていましたね。私も加入して2年半以上になるので、ずっと甘えてばかりじゃ駄目だ、自分を変えるチャンスだと思いました。
ーーそれぞれのグループのリーダーは、自薦他薦からの立候補制だったり投票制で決まっていきました。LeopAjeの貞野さんは先輩から背中を押される形で立候補していましたね。
貞野遥香(以下、貞野):研究生公演の時に、まとめてくれていたメンバーをずっとそばで見ていたので大変なことは分かっていたんですけど、自分もそうやってみんなを一つにして引っ張っていける存在になりたいと思っていて。なかなか自分からやりたいと言える勇気が出なかった時に(石田)優美さんが菖蒲まりんちゃんと私の名前を挙げてくださって、このメンバーだったら私もリーダーになれるかな、支えてくれそうなメンバーだなと思えたので立候補させてもらいました。
ーー白間さんは前回のインタビューで「後輩メンバーの背中を押して、自信をつけてあげたい」とリーダーに立候補したと言っていましたけど、もしほかのメンバーが立候補していたらどうしていたんですか?
白間美瑠(以下、白間):それはもう、「よく手上げたな」って、「やり! やり!」って背中を押したいと思います。本当は「私がやりたいです!」って後輩を待ってたんですけど、まだそういうイメージのないメンバーがグループBには多いので、私がリーダーになったんですけど。メンバーにも苦手なことを克服して欲しいと思うので、副リーダーだったり、みんなにも率先してやってもらうようにしています。
ーー副リーダーは山崎亜美瑠さんですが、これはどのように決まったんですか?
白間:亜美瑠がレッスンしていく中で「ここ振り違うよ」と発言をしてくれるような周りを見れるメンバーということに気づいて、副リーダーに推薦しようと思ったのが一つですし、美瑠と亜美瑠で“みるみるコンビ”って言ったらイメージがつきやすいかなと思って、そういう意味もあります。
出口:私は投票でリーダーに選んでもらって、グループの中では一番後輩ですし、まだ経験も少ない中で私ができるかも不安だったんですけど、先輩方がいるからこそ、今がリーダーとして成長できるチャンスだと思って。先輩方が支えてくれたりして、このグループでリーダーになれてよかったですし、いい機会だなと思っています。
ーーどういう理由からリーダーに選ばれたのかは聞いていますか?
出口:あまりへこむこともなく、いつも明るく楽しく生きてるんですけど、「結菜みたいな明るい人がリーダーをやってくれたら楽しくできるわ」って言ってくれたことが背中を押されたし頑張れるなって思いました。
塩月希依音(以下、塩月):私は『NMB48 次世代コンサート ~難波しか勝たん!~』や鉄砲隊(難波鉄砲隊其之九『告白の空砲』)でもまとめ役をやらせてもらっていて、後輩って言われていた私たちもそういう役割をしていかなきゃと思ったのがきっかけです。きゅんmartはリーダーシップが取れるメンバーが多いので、その中で自分がリーダーをやったら吸収できることがたくさんあるんじゃないかと思いました。
杉浦琴音(以下、杉浦):私たちは自薦も含めた多数決で決めたんですけど、私はNMB48に入ってからパフォーマンスがそんなに得意じゃなかったり劣等感がすごくて、いつも先輩に甘えていたので、そんな自分を変えたいと思って立候補しました。今はリーダーとして引っ張っていくという感じではなく、みんなの良さを引き出すような存在になりたいなと思ってやっています。
中野美来(以下、中野):私は『NAMBATTLE』が発表された時に不安しかなくて、チームも解体となって大好きなチームBIIから離れるのが寂しかったんですけど、この『NAMBATTLE』は自分が成長できる企画やなと思って、自分を変えたいという気持ちでリーダーに立候補しました。小嶋花梨さんがチームBIIのキャプテンをされているのを間近で見てたり、同期の塩月希依音ちゃんが『次世代コンサート』のまとめ役をしてるのを近くで見て、リーダーの大変さは感じていたんですけど、いい経験になるなと思っていました。
ーー小嶋さんが前回のインタビューで中野さんがリーダーを務めていることについて「しっかり行動に移そうとしてくれているのはすごく嬉しい」と言っていましたよ。
中野:えー! ありがとうございます。嬉しいです!
ーーただ、「一生懸命な分、空回りするところもあったりする」とも。
中野:ちょっとおバカちゃんなので……。けど、そこを副リーダーの安部若菜ちゃんがサポートしてくれています。わかぽん(安部)が「私が美来を支えるから」って言ってきてくれて、今でも分からへんことがあったら相談に乗ってくれたり、すごく心強い同期です。
ーードラフト3期生や6期生のメンバーがグループのリーダーを務めている、この状況について白間さんは感じるものもありますか?
白間:なんかいいですよ、NMB48って思いますね。絶対リーダーをするなんて怖いし、私がみんなと同じくらいやったらできてないし。しっかり行動に移して挑戦しよう、自分を変えたいって気持ちを持ってやってることが本当にかっこいいし、逞しいし、まだまだNMB48は大きくなっていけるなってこの『NAMBATTLE』を通して思います。
6グループのメンバー構成から感じたこと
ーーそれぞれどのような6グループが誕生したのか、グループAのLeopAjeから紹介をお願いします。
貞野:グループの半分以上を6期生が占めていて、私含めて、そこはお互いに意見を言い合える良さもあるけど、甘えてしまう部分もあるかなと思っていたので、なんとかして私が引っ張っていけたらと思っていました。公演の面からするとダンスや表情において見せ方の上手なメンバーの集まりだなと。公演のアンコールの3曲の中で何を見せたいかを考えた時に、LeopAjeの8人の中で私と北村真菜ちゃん以外はグラビアでも活躍しているメンバーなので、そこを強みに大人っぽい、セクシーな曲を選んで、LeopAjeのカラーにしようと決めました。
白間:元気可愛い、フレッシュ可愛い、ぶりっ子可愛いだったり、ふわふわした可愛さだったり、いろんな可愛いが詰まった、可愛いの食べ放題的なグループだと思います。応援してあげたいと気持ちを揺さぶられるアイドル要素もしっかり兼ね備えているメンバーたちの集まり。私はみんなの魅力を引き出せるように頑張ります。
出口:W1N-Cは名前の通りに一番勝つことにこだわったグループで、メンバー個性も強いですし、パフォーマンス面でも全てのことに対して熱意を持ったメンバーが多いので、一緒にいて刺激をもらえます。一人ひとりがこの活動に全力で取り組んでいるグループだなと、私は近くで見ていて思います。
ーースローガンも「うるせぇ!!勝つって言ったら勝つんだよ!」となかなかパンチのある……(笑)。
出口:変な人が多くて(笑)。あんちゅ(石塚朱莉)さんを始め、いろんな個性を持ったメンバーが一つになったグループだと思うので、いろんな面があるんじゃないかなと思います。昨日も公演が終わった後に、あんちゅさんが「家族構成を考えへんか?」って言い出して、「私はお父さんや」って言って帰って行きました。ほかの人を決めずに帰って行ったので、みんなよく分からないまま止まってるんですけど……(笑)。グループLINEも毎日活発に動いていて、仲がいいなって思いますね。
塩月:きゅんmartは、7期生以外はそれぞれ同期がいなくて加入期の幅はあるんですけど、先輩方がたくさんいらっしゃるので自分自身は安心して活動できるのはあります。元々キャプテンをされていた方が多いので、基本的にまとまっていて安心感もありますけど、そこに甘えてられないですし、チャレンジできることもたくさんあると思います。公演でも先輩方についていこうとする後輩の熱量もありますし、困ってる後輩がいたら先輩が手助けをしてくれたり、いい関係が保てているグループです。原かれんちゃんが足の怪我をしてしまって、今度の3クール目の公演に出られなくなってしまったんですけど、みんなで何か出来るんじゃないかって考えたりして、難波らしい熱い部分も持っているのがきゅんmartのいいところだなと思います。
杉浦:ちょうぜつかわEは、7期生が4人で、先輩と7期生で「4:4」に最初は分かれてしまっていて、私は先輩と後輩を繋げられるような人になりたいと思いました。フレッシュさはこのグループが一番だと思いますし、とにかく可愛いにこだわって、公演のアンコールの3曲は王道アイドルソング3曲の、AKB48から「#好きなんだ」「大声ダイヤモンド」「遠距離ポスター」を選んで、アイドルを前面に出しています。
中野:FRONTIERは7人で、一人少ない分、一人ひとりの個性が目立つなと思っています。ダンスが苦手なメンバーが多いからこそ、公演の1クール目から3クール目までの伸び代、成長具合を一番見ていただけますし、いろんな一面をみせていきたく、アンコールでも「虹の作り方」やったり、超アイドル選抜の「なめくじハート」で元気さを取り入れて、最後はバチっと締めたいと思って「Pioneer」を入れたんです。最初はみんなが人見知りで会話も弾まなかったんですけど、リハ期間を通してみんなが発言できるようになってきて、みんなが『NAMBATTLE』に本気なんやなと思っています。
リーダーからみた“7期生の存在”
ーー『NAMBATTLE』は、今回の公演で初めて劇場デビューを果たすメンバーもいる7期生が参加しているのも大きな特徴です。グループのリーダーから見て、7期生はどのような存在ですか?
貞野:最初はどう接してあげたらいいのか分からなかったんですけど、話しかけやすい先輩でいたいなと思っていました。休憩中でも一人で練習している(和田)海佑ちゃんを見て、「分からんところがあったら教えてな」って声をかけてあげるように意識はしていたんですけど、アンコールのラストにバキバキに踊る「Don’t look back!」を持ってきていて。私が加入してすぐだったら絶対に無理ってくらい大変な曲なのに、しっかり私たちについてきてくれてることは感謝しかないですし、それをフォローできるような存在になりたいと思っています。
ーー和田さんは公演で審査員のAKIRA先生からも頑張りを評価されていました。
貞野:何から手をつけたらいいか分からないのは見受けられたんですけど、私たちは加入当初、どうやって練習してたかなとか、どういう風に先輩方との差を縮めようと思って練習してたかを思い出して、それを海佑ちゃんに伝えていました。
ーー白間さんは前回のインタビューから、今日までで7期生の2人に変化はありましたか?
白間:「もっとこうしたらいいよ」と伝えたら次の日のレッスンではちゃんと変えようっていう気持ちが伝わってきて、しっかり意識できているところがすごいなって思います。7期生が必死でついてきてくれているのを見ると、自分たちももっと引っ張っていかないとって刺激にもなりますし、根性があるなって。入ってきたばっかやのに、しっかり難波魂が漲っているなって思います。
ーー劇場公演や生配信イベントを観ていると、折坂心春さんも黒田楓和さんも自分の色をどんどん出せていっているように感じます。特に折坂さんは生配信イベントでの愛嬌を振りまくキャラクターが光っていますよね。
白間:そうなんです! 可愛いですよね。ファン心をくすぐるメンバー。ダンスができないけど必死でついていこうって不器用なりに頑張っていて、そこが応援したい、支えてあげたいって思えます。喋ればふわふわしてるんですけど、自信を持っていて言葉にできるし、しっかりしていて素敵。アイドルに向いてるって思います。
ーーW1N-Cは7期生が不在のグループです。
出口:初めての後輩が7期生なので、一緒のグループになって仲を縮めたかった気持ちはあります。W1N-Cは7期生がいなくて、公演を観た時に想像がつきやすいメンバーだと思うんですよ。7期生はこの子どういうキャラなんだろうとか、興味を持てるけど、私たちのことはすでにファンの方もある程度理解してくださっている。そこで私たちがもう一つ成長を見せられるのはパフォーマンスで自分たちを追い込むことだと思ったので、こんなにやってきてもまだまだ成長できるんだぞっていう公演にしたいと、アンコール3曲はつらいセットリストを組みました。
塩月:きゅんmartは7期生が2人いるんですけど、リハーサルの何時間も前に来て練習をしていたり、リハが終わってからもずっと残って練習をしているところを見ていて、全体でやる時にはそのスピードについてきてるのはめちゃくちゃすごいことやなと思っています。7期生がここまでやってきてるからと、私たちも刺激を受けたこともありますし、公演のMCでも普通に花梨さんのことをいじっていたりとぐいぐい入ってきてくれるので、いい関係性を保ててるなと思います。
ーーちょうぜつかわEは、7期生が4人いるグループです。
杉浦:みんな個性がバラバラで、練習の仕方が分からなくてどうしようってなってるメンバーもいれば、私が引っ張りますっていうようなメンバーもいて、彼女たちを見ることで私たち先輩メンバーも刺激になっています。初期の自分の感情を思い出せて、気づかされることも多いです。
ーー早川夢菜さんは公演でも生意気キャラが爆発しています。
杉浦:(安田)桃寧さんのキャラを奪っちゃうくらいに、ぐいぐいキャラなんですけど、裏でももっとぐいぐいしてるので、そういうところも出せたらと思います。
ーー平山真衣さんは責任感が強かったりと個性豊かですよね。
杉浦:私の100倍くらいしっかりしていて、ダンス未経験でNMB48に入ってきたんですけど、私が「難波愛」の振りを教えてもらうくらいで、内側に秘めてる思いもすごくしっかりしていて、めちゃくちゃ刺激をもらってます。
中野:私たちは7期生が2人いるんですけど、FRONTIERの起爆剤になってほしい、引っ張る存在になってほしいという意味も込めて、公演1曲目の「だってだってだって」を浅尾桃香ちゃんと瓶野神音ちゃんのダブルセンターに選びました。桃香ちゃんはダンスが未経験で必死についてきてくれているんですけど、1回目のリハーサルが終わった後に私が注意した部分があって。その次の日のリハーサルでは別人かと思うくらいにめちゃくちゃ練習してきてくれたんです。神音ちゃんは小学生の頃からダンスを習っていて上手、2007年の生まれたてホヤホヤ。2人とも癒しを与えてくれる存在です。
公演から見えてきた“グループの課題”
ーーこの取材時点では、W1N-Cのみが全公演を終えていて、ほかグループは3クール目の公演を控えた状態です。1クール目から今日までで、グループの良さを出せた部分、公演後の反省会で挙がった課題部分をそれぞれ教えてください。
貞野:初日のリハーサルで「もっと出来ると思ってた」と先生方に言われてしまって、どうすればいいんだろうという気持ちのまま本番を迎えてしまったんです。自信を持てないままのステージになってしまって、力が出し切れず、悔しい公演になってしまったんですけど、2クール目では点数も大事だけど、本番は気にせずにみんなでファンのみなさんと楽しむという気持ちを一番にしたらキラキラ輝けて、いつもの自分たちの良さが出せていたんじゃないかと思います。反省点としては先生方にも言われたんですけど、LeopAjeが一番身長差のないグループなんですよ。150cm後半から160cmで、一番揃いやすいのにまだ揃えられてない部分は練習が必要だなと思います。
ーー白間さんは密着映像の中で、AKIRA先生から「“自分と後輩たち”みたいなのを埋めていかないといけない」と言われていたのが印象的でした。
白間:私が11年やっていて、そこをどう埋めていくのかが難しかったです。一人ひとりを見れば踊り方にも個性があって、こういう見せ方をしたいっていうしっかりとした気持ちを持っている子が多いので、それをグループとしてどうまとめるかが難しかったですね。一人ひとりが強いのがみっくすじゅーすの強みでもあるんですけど、可愛いに頼りすぎている部分がある。熱さだったりパワーは弱いところなので、そこをしっかり引き出していきたいという課題があります。3クール目の課題は「表情の表現力が足りない。見てて届かない」って言われたので、そこを改善していけたらと思っています。
出口:1クール目から揃ってはいたんですけど、「集中力が切れるのが目に見えて分かる」って言われていて。体力的にもしんどくて、「アンコール3曲は熱だけでやってる」って言われたんですね。2クール目が終わった後には「アンコールは熱意を感じたし、良くなった。ただ、後半が集中力が全くない」って言われて。私たちは全てのクールにおいて練習期間が短かったので、メンバーが足りずに全員で揃って合わせることもなかなか出来なかったんです。3クール目は2クール目の点数を超せるのかもそうですし、1位として追われる立場で、みんな集中力を保ちながら全部を出し切ったとは言っていました。
ーー出口さんも気合の入ったアンコールの「ウッホウッホホ」だったと思いますよ(笑)。
出口:昨日は、みんな始まる前までゴリラの動物園かのようにずっと騒いでいて……(笑)。AKIRA先生に「最後どうでしたか?」って聞きに行った時に、「いろいろ思うことはあるけど、全部ゴリラに持っていかれた。ゴリラしか覚えてない」って言われて、そこは反対に悔しかったんですけど、毎日ゴリラの顔を鏡で練習してたんです。その成果が出せてよかったです。今、私のLINEのトップ画はメンバーに撮ってもらったゴリラの顔になってます(笑)。
ーーははははは(笑)。きゅんmartはどうですか?
塩月:1クール目の反省会では「振りが揃ってないところが目立った」と言われて、2クール目までにどこまで振りを揃えられるかが課題やったんです。2クール目がグループ初日の公演でなかなか合わせることができず、反省会でも「もっと点数を取ると期待していた」「振りが揃ってない」とも言われてしまって。私たちの課題は圧倒的に振りを揃えることなので、3クール目でしっかり揃えられたらと思います。
ーーきゅんmartは、団結力や一体感が強みでもありますよね。
塩月:一体感があるのは感じていて、評価でも「一体感はすごくよかった」と言われるんですけど、だから余計に振りが揃っていないところが悪目立ちしてしまって、そこが評価の落ちている部分にもなってると言われました。でも、一体感ではMCもいい雰囲気で出来ていると思いますし、振りについてもメンバーで声を掛けあったり、アイコンタクトを取りながら楽しい雰囲気で出来ているので、そこはきゅんmartの強みです。
杉浦:私たちは1クール目の反省会でボロボロに言われ、ダンスの技術だったり、振りが揃ってないのはあったんですけど、「気持ちが揃ってない」「一体感がない」と褒められた部分が一個もなくて、とにかく自分たちの強みを見つけたかったし、一つでもいい部分を見つけたいって思っていました。どうしたらいいのか分からなくて悩んでいたんですけど、メンバー同士で『NAMBATTLE』以外の話をしてないなと思って、「『NAMBATTLE』の話禁止でみんなと仲良くなる会」を開いたんですよ。それがきっかけで少しずつ距離も縮まって、2クール目は1クール目とは気持ちの変化を見せられて審査員の方に「君たちは弱くない」って言っていただけました。気持ちの面では2クール目までに仕上げてこれたと思うので、3クール目までにはダンスを詰めていきたいなと思っています。
中野:『NAMBATTLE』公演の初日で、リハ期間が一番短い中で、詰められる部分は詰めていったんですけど、審査員の方に一番に「まとまりがない」って言われてしまって、アンコールも「自分たちで決めたのに曲に負けてしまってる」、「『虹の作り方』とか『なめくじハート』の元気さとか可愛さが出てへんし、なんでこの曲を選んだ?」と言われてしまって。私もリーダーという役割が初めてだったので、どう進めていいか分からない状態だったんですけど、2クール目までの間に小嶋花梨さんに「リーダーとしてどうすべきか分からないです」って相談をしたら、「人と比べたらあかん、美来は美来らしくして」というようなアドバイスをいただいて。それから私は持ち前の明るさでみんなを盛り上げた方が楽しいリハーサルになるかなと思いました。2クール目は最下位になってしまったんですけど、3クール目は一番最後の公演を飾るので1位を取る気持ちで頑張ります。
リーダー経験で生まれた変化
ーーこの『NAMBATTLE』で、NMB48に対する思いだったり、リーダーになって自分の中で変われた部分はありますか?
中野:FRONTIERはリーダーを経験した人があまりいないからこそ、まとめられるかも不安でした。(上西)怜さんとか(中川)美音さんとか先輩方が私を支えてくださって、何より私が泣いていたらわかぽんがずっと外で待っててくれていた時は、FRONTIERでよかったなと思いました。リーダーを初めてさせていただいて、もっとNMB48のことが好きになれましたし、活動をもっと頑張ろうという気持ちになれました。NMB48って最高やなって思えたし、この企画はメンバーも成長させてくれる素敵な企画やと思います。
ーー前回のインタビューで、白間さんは今後の『NAMBATTLE』の展開について「次にやるならグループじゃなくて一人ひとりがいい」と話していましたよね。
白間:グループやったら次は個ですよ。
一同:ははははは(笑)。
白間:でも、出来るとは思います。私はこの『NAMBATTLE』で、レッスン場に行ったら毎日のようにメンバーがいて、みんながレッスンをしてる光景がすごく嬉しいですし、NMB48なら出来るなと思います。また熱いのを見せてくれる、面白くなる期待しかないですね。
ーー出口さんは笑いながらも驚きの表情に見えましたけど、一人ひとりの『NAMBATTLE』についてはどう思いますか?
出口:いいと思います。勝ったら次のシングルのセンターとか。そのためにメンバーが切磋琢磨してさらに燃えるんじゃないかなと思いますし。私もこの短い期間ではあるんですけど、ここまで真剣にNMB48の活動に対して考えたり、取り組んだのはいい経験だったなと思いますし、こういったイベントを用意してくださるスタッフさんに感謝だなと思ったので、バトルは不安だけど、あっていいものだなと思いましたね。
前編はこちら
NMB48、新プロジェクト『NAMBATTLE』突然の発表から1カ月 白間美瑠&小嶋花梨&安部若菜が明かす、現在の心境
■公演概要
NMB48「NAMBATTLE〜戦わなNMBちゃうやろっ!〜」決勝大会
オンライン配信チケットはこちら
NMB48「山本彩加卒業コンサート~最後の一色~」
オンライン配信チケットはこちら
『NAMBATTLE~戦わなNMBちゃうやろっ!』詳細
<劇場公演について>
約1時間のセットリスト公演を行い、審査員が100点満点で採点。
順位に応じた「ナンバッジ」を獲得できる。
・1位 10ナンバッジ
・2位 8ナンバッジ
・3位 6ナンバッジ
・4位 4ナンバッジ
・5位 2ナンバッジ
・6位 1ナンバッジ
<生配信イベントについて>
「運」「体」「知」「伝」「笑」をテーマに毎週日曜日に生配信
各グループから代表メンバー2名が出演
・1位 5ナンバッジ
・2位 4ナンバッジ
・3位 3ナンバッジ
・4位 2ナンバッジ
・5位 1ナンバッジ
・6位 0ナンバッジ
<ファン投票について>
ファンの皆さんには応援したいグループに投票可能
【投票権】
NMB48 Mobile/NMB48 Mobile Mail
DMM NMB48 LIVE!! ON DEMAND
新YNN NMB48 CHANNELの会員
(※1アカウントで1 票投票が可能。投票期間は4回有り)
NMB48の劇場公演は以下より全編視聴可能
NMB48 LIVE!! ON DEMAND:https://www.dmm.com/lod/nmb48/
VR SQUARE NMB48チャンネル:https://livr.jp/channel/H323314767
「NAMBATTLE ~戦わなNMBちゃうやろっ!」特設サイト