ロンドン五輪出場「国のない男」の記録映画『戦火のランナー』6月公開
映画
ニュース
©Bill Gallagher
映画『戦火のランナー』が6月5日から東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムほか全国で順次公開される。
同作は、スーダンの戦場を生き延び、16歳でアメリカに移民し、初めて走ったマラソンで2012年にロンドン五輪出場資格を得たグオル・マリアルことグオル・マディング・マケアのドキュメンタリー。建国されたばかりの祖国南スーダンに国内オリンピック委員会がないため、代表する国がなく、「国のない男」と言われたグオル・マリアルが、国際オリンピック委員会に個人参加選手としての出場を認められ、祖国の人々の期待を背負って走る姿を映し出す。原題は『Runner』。
出演者はグオル・マディング・マケア、ラスティ・コフリン、コーリー・イーメルス、ブラッド・プアら。同作が初監督作品となるビル・ギャラガーがメガホンを取り、エリック・ダニエル・メッツガーと共に脚本を手掛けた。音楽はエドゥアルド・アラム。
今回の発表とあわせてポスタービジュアルと場面写真が公開。グオル・マリアルの姿が写し出されたポスタービジュアルには「僕は今日も走る。希望を届けるために。」というコピーが添えられている。