辰巳雄大が“演劇愛”をもって演じる「ぼくの名前はズッキーニ」開幕
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左からノゾエ征爾、稲葉友、辰巳雄大、川島海荷、平田満。
「ぼくの名前はズッキーニ」 が、2月28日に東京・よみうり大手町ホールで開幕した。
「ぼくの名前はズッキーニ」は、2002年にフランスで出版されたジル・パリスの小説。事故で母親を亡くし、孤児になった“ズッキーニ”ことイカールが、養護施設“みんなのいえ”で仲間や大人たちと出会い、前を向いて生きようとする姿が描かれる。はえぎわのノゾエ征爾が脚本・演出を手がける舞台版では、ふぉ~ゆ~の辰巳雄大がズッキーニ役を担当。劇中には、はえぎわの「ガラパコスパコス」や「〇〇トアル風景」に代表されるようなチョークを用いた演出が取り入れられている。
辰巳は、大人のキャストが子供の役を演じることについて、 「自分が愛している“演劇”をやらせていただいているなと感じました」と思いを述べつつ、「1人でも多くの方に作品を届けられるということに胸が躍っています」と素直な気持ちを明かし、ノゾエは「(俳優たちが)子供役と対峙したときに、儚さが俳優の体からこぼれてくるといいなあと思っています」と語った。
東京公演は3月14日まで。その後、19日から21日まで大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホールで上演される。
「ぼくの名前はズッキーニ」
2021年2月28日(日)~3月14日(日)
東京都 よみうり大手町ホール
2021年3月19日(金)~21日(日)
大阪府 COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール
原作:ジル・パリス
脚本・演出:ノゾエ征爾
音楽:田中馨
出演:辰巳雄大(ふぉ~ゆ~)、川島海荷、稲葉友、上村海成、三村朱里、本多力 / 伊勢佳世、宍戸美和公、ノゾエ征爾、平田満
D'après AUTOBIOGRAPHIE D’UNE COURGETTE de Gilles Paris (c)Gilles Paris 2002 「ぼくの名前はズッキーニ」日本語版 DU BOOKS 2018年、安田昌弘訳 仲介:(株)フランス著作権事務所