川本喜八郎と岡本忠成の立体アニメーションを特集、4K修復版で10本上映

特集上映「アニメーションの神様、その美しき世界 Vol. 2&3」が、5月8日より東京のシアター・イメージフォーラムほか全国で順次行われる。

優れたアニメーション作家にスポットを当て、その作品を最新の技術で修復・発掘することを目的とした、WOWOWプラス（旧IMAGICA TV）の「アニメーションの神様、その美しき世界」シリーズ。2017年の第1弾では、ロシアのユーリー・ノルシュテインが取り上げられた。

Vol. 2&3では、ストップモーション撮影による立体アニメーションの分野で功績を残した川本喜八郎と岡本忠成を特集。川本の作品は「花折り」「鬼」「詩人の生涯」「道成寺」「火宅」、岡本の作品は「チコタン ぼくのおよめさん」「サクラより愛をのせて」「虹に向って」「注文の多い料理店」「おこんじょうるり」がラインナップに並んだ。すべて4K修復版となっており、上映は2Kで行われる。

なお東京・国立映画アーカイブでは企画展「川本喜八郎＋岡本忠成 パペットアニメーショウ2020」を開催中。東京アニメアワードフェスティバル2021でも川本の「鬼」、岡本の「サクラより愛をのせて」が短編コンペティションスロットで上映される予定だ。