『呪術廻戦』東堂葵、メカ丸、禪院真依……京都校メンバーの魅力とは? 「交流会編」をおさらい
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2021年1月から放送されている『呪術廻戦』(TBS系)第2クールで描かれた「京都姉妹校交流会編」が、間もなく完結する。交流会編では、姉妹校となる呪術高専京都校のメンバーたちのほとんどが登場。キャラクター一人ひとりのアウトラインが描かれている。この先のストーリーにも京都校メンバーたちは度々登場するため、交流会編で京都校メンバーたちをしっかりチェックしておきたいところだ。
京都校のメインどころといえば、東堂葵。京都校の3年にして1級呪術師という実力の持ち主で、一定以上の呪力がある2つのモノを入れ替える術式「不義遊戯」を使う男だ。交流会で初めて顔を合わせたにもかかわらず、主人公・虎杖悠仁を「親友(ブラザー)」と呼ぶなど気が合う様子を見せており、虎杖に的確かつ客観的なアドバイスをして彼が大きく成長する要因ともなった。虎杖本人は迷惑そうな素振りを見せるも、“頼れるアニキ”的存在であることは否めない。
さらに、この先大きな働きをすることになるメカ丸こと与幸吉も欠かせない。メカ丸は天与呪縛の持ち主で、生まれながらにして右腕と膝から下の肉体、腰から下の感覚が無く、肌は月明かりに焼かれるほど脆い。その代わりに広大な術式範囲と実力以上の呪力出力を持っており、傀儡を操る「傀儡操術」を使う。交流会では東京校のパンダと戦い、呪骸であるパンダに「一緒にするな」と激しい敵意を表していたが敗北。パンダが理解を示したことで、“似た者同士”としてシンパシーを抱いた様子だった。
その他にも、東京校2年である禪院真希の双子の妹である禪院真依(2年)、呪術界の御三家・加茂家出身で赤血操術を使う加茂憲紀(3年)、箒で空を飛んだり、呪力の風で相手を攻撃する西宮桃(3年)、常識的な面とミーハーな面を持つシン・陰流の使い手の三輪霞(2年)、京都校の学長である楽巌寺嘉伸、京都校2年の担任で五条悟の先輩である庵歌姫など、魅力ある多くのキャラクターが登場していた。
そして、ストーリー的にも見どころが盛りだくさんだ。真希と真依の対戦、パンダとメカ丸の対戦はもちろんのこと、交流会を襲撃した特級呪霊・花御と伏黒恵、狗巻棘、加茂の戦いからの流れが熱い。
狗巻は電話で三輪に「眠れ」と呪言を使った直後、花御に遭遇。対戦中だった伏黒と加茂が屋外に出ると、花御から逃げる狗巻を発見する。五条に連絡することも叶わず、狗巻の呪言で花御の動きを封じ、伏黒と加茂で攻撃をして距離を取るが、ジワジワと追い詰められる。狗巻の喉も限界に達し、絶体絶命かと思ったときに、助太刀に入ったのは真希だ。まだ戦闘可能だった伏黒とともに花御に立ち向かうものの、またしてもピンチになってしまったところに東堂と虎杖が現れ、花御を追い詰めていく。
直前まで戦っていた東京校と京都校メンバーたちが結託して立ち向かい、仲間のピンチに現れるという流れは、呪術師同士の絆を感じることができる。そして虎杖、東堂ペアが現れた時の心強さは、今後につながる布石の1つと言えるのではないだろうか。
また、なんと言っても人気なのは、五条が帳を破ってから無双するシーンだ。帳を降ろした張本人である組屋鞣造の手足をいとも簡単に吹き飛ばし、「こいつには色々と聞かないといけない。死なせちゃダメだよ。ほら手当して」と楽巌寺学長を煽ることも忘れない。さらに、花御と対峙している虎杖たちまでの距離があると判断すると、「少し乱暴しようか」とポツリ。ちなみにこの台詞には、多くのファンが射抜かれていた様子だ。そして、術式順転「蒼」と術式反転「赫」をぶつけて繰り出す術式「茈」を発動。かなり広範囲の森を抉り取ってしまうほどの威力を見せた。「相変わらず規格外だな」という東堂の台詞通り、改めて五条の強さを噛みしめることができる。そして、その強さが規格外すぎるため、五条がいては話が進まないと再確認。呪霊たちが五条を封印しようとするのも納得できる。
交流会が終わった今、野球をして楽しむなど一時の平和が訪れている。だがこの先、物語は大きく展開。アニメでは一定期間空いた後、第2期や映画化などがされていくのだろう。まだまだ『呪術廻戦』から目が離せなさそうだ。