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ヤバイTシャツ屋さんがZepp Tokyo 5daysを完走

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ヤバイTシャツ屋さん「ヤバイTシャツ屋さん “You need the Tank-top” TOUR 2020-2021」東京・Zepp Tokyo公演の様子。(撮影:オイケカオリ)

ヤバイTシャツ屋さんの全国ツアー「ヤバイTシャツ屋さん “You need the Tank-top” TOUR 2020-2021」の東京・Zepp Tokyo公演が本日3月9日に終了。この記事では“Zepp Tokyo 5days”のうち最終日となった本日の1公演目の模様をレポートする。

昨年9月発売の4thフルアルバム「You need the Tank-top」を携え、昨年10月に大阪で開幕した本ツアー。Zeppというライブハウスに強いこだわりのあるヤバTはこのツアーで大阪、福岡、北海道、愛知、神奈川、東京のZeppで24公演、Zepp以外のライブハウスでも46公演を行い、計70公演をこのツアーで実施する。ファイナルの沖縄公演を前に、ヤバTは夢の1つに掲げていた“Zepp Tokyo 5days”を完走した。

「You need the Tank-top」のジャケットと同じ、リボンでぐるぐる巻きにされたキャラクター“タンクトップくん”のバックドロップの前に現れたヤバTは、こやまたくや(G, Vo)の「ヤバイTシャツ屋さんが始まるよー!」というシャウトでライブの幕開けを告げる。続けてこやまは「声出しNG! その場でジャンプOK! 手拍子や拍手OK! 周りを気にしながらちょっとだけその場で踊るのはOK!」と、コロナ禍におけるヤバTのライブの楽しみ方を顧客(ヤバTファンの呼称)に伝授。ジェスチャーや拍手で顧客とコミュニケーションを取り、注意事項が伝わったことを確認したこやまはスポットライトに照らされながら1曲目の「Give me the Tank-top」を歌い始めた。

2曲目の「ハッピーウェディング前ソング」では、顧客が声を出せない代わりにその場で飛び跳ね、楽曲を全力で楽しむ。普段は顧客が行う「キッス!キッス!」というコールはヤバTメンバーが引き受け、フロアから全力の手拍子がステージに送られた。矢継ぎ早に突入した「はたちのうた」ではもりもりもと(Dr, Cho)によるパワフルなビートに乗せて、こやまとしばたありぼぼ(B, Vo)の開放感のある歌声が会場いっぱいに広がる。ラウドロックチューン「Tank-top Festival 2019」では、こやまとしばたのエネルギッシュなボーカルが顧客たちを熱狂させた。

怒涛の勢いで4曲届けてきたヤバTだが、その勢いは留まることを知らず5曲目にキラーチューン「かわE」をドロップ。顧客が「やんけ!」という返すパートでは、あえてメンバーも声を出さず、顧客がルールを守っているかを確認し、こやまは「よくできました!」とルールを守ってライブを楽しむ顧客たちに賞賛の言葉を贈った。

「げんき げんき ノンタンです!」と大はしゃぎのこやまは、「エヴァンゲリオン」シリーズが大好きなしばたに「炎上するひと言カマしてこ! エヴァのネタバレしてこ!?」と昨日3月8日に9年ぶりに公開された新作についてのネタバレを煽る。しばたは「エヴァのオチを今から言います」と切り出し、「碇シンジが……出演します! 申し訳ございません! ちなみにこやまさんの大学生のときのあだ名は初号機です」と、ネタバレとは言えないネタバレと、こやまと「エヴァンゲリオン」の意外なつながりを明かした。その後、こやまとしばたは、それぞれたすきをかけて地元の観光大使になったことをアピール。「浜松市やらまいか大使」のたすきを用意できなかったもりもとは「これしかなかってん……」と「お誕生日おめでとう」のたすきをかけた。

「首都東京も誰かにとっては地元」というMCに続いて3人はしばたが作詞作曲を手がけたエレクトロダンスチューン「日本の首都、そこは東京」を披露。3rdフルアルバム「Tank-top Festival in JAPAN」収録の隠れた人気曲「かかとローラー」では、3人でパワフルな歌声をフロアに届ける。曲の終盤、「かかとローラー」からシームレスにレミオロメン「3月9日」のラストへとつないだこやまは、「3月9日でした」とそっと曲紹介した。もりもとの“げんきいっぱい”なタイトルコールから始まった「げんきもりもり!モーリーファンタジー」では、もりもとが豪快なドラミングを披露。もりもとによるセリフパートでは「小山くんも柴田さんも 東京のみんなも大歓迎さ」と東京の顧客を歓迎し、こやまとしばたはドラムのそばに座って黙々と楽器を奏でていた。

「癒着☆NIGHT」で顧客ともうひと盛り上がりしたヤバTは、ステージ上で小ボケを交わし合い、顧客を笑顔にさせる。こやまは「ホンマ全力でやってます。ありがとう。Zepp Tokyo 5daysってエグいかもしれへん。でも見届けてくれてありがとうございます」と少し枯れた声で語り、残り3曲を全力で演奏すると宣言。そして「ヘトヘトそうに見えるかもしれへんけど、曲始まった瞬間の俺らエゲツないから。残り3曲、マジで楽しんで帰ってください!」と呼びかけると、最新シングル「こうえんデビュー」の収録曲「Bluetooth Love」を披露した。しばたの最高音ボーカル曲として知られるこの曲が終わると、こやまのデスボイスが響く「Tank-top of the world」へ。もりもとはパワフルにドラムを叩きながら顧客の代わりに「GO TO RIZAP!」と叫んだ。

ライブの最後を飾ったのは「NO MONEY DANCE」。感染症対策のため45分という短い時間ながら12曲を詰め込んだセットリストでステージを披露したヤバTは、ちぎれんばかりに客席に手を振り、こやまは「ホンマに皆さんそれぞれ大変な中、足を運んでいただいてありがとうございます。1週間で10公演やることがこれだけ大変やとは思ってなかった(笑)。もともと5daysっていう話やったのに、いろいろあって10公演になって。正直マジでもう声が出なくて、お聴き苦しかったら申し訳ないです。皆さんがルールを守ってくれたおかげで1個もスケジュールを空けることなく、全70公演のうち残り3公演のところまできました。絶対ライブハウスの今後につながってくると思います。またここでグチャグチャになれる日はきっと来ると思いますんでまた来てください。ありがとう!」と顧客に感謝の言葉を伝えた。

4月3日(土)には、Zepp Tokyo 5daysの3日目、3月5日の公演の模様が、CSテレ朝チャンネル1 / スカパー!オンデマンドで放送される。またヤバTは5月に初のホールツアー「ヤバイTシャツ屋さん “こうえんデビュー” TOUR 2021」を開催し、各メンバーの地元を回る。

ヤバイTシャツ屋さん「ヤバイTシャツ屋さん “You need the Tank-top” TOUR 2020-2021」2021年3月9日 1公演目 セットリスト

01. Give me the Tank-top
02. ハッピーウェディング前ソング
03. はたちのうた
04. Tank-top Festival 2019
05. かわE
06. 日本の首都、そこは東京
07. かかとローラー
08. げんきもりもり!モーリーファンタジー
09. 癒着☆NIGHT
10. Bluetooth Love
11. Tank-top of the world
12. NO MONEY DANCE

テレ朝チャンネル1 / スカパー!オンデマンド「『ヤバイTシャツ屋さん “You need the Tank-top” TOUR 2020-2021』完全版」

2021年4月3日(土)21:30~23:00
※スカパー!オンデマンドでは4月10日(土)23:59まで配信

ヤバイTシャツ屋さん “こうえんデビュー” TOUR 2021

2021年5月11日(火)京都府 宇治市文化センター 大ホール
2021年5月12日(水)京都府 宇治市文化センター 大ホール
2021年5月18日(火)大阪府 高槻現代劇場 大ホール
2021年5月19日(水)大阪府 高槻現代劇場 大ホール
2021年5月26日(水)静岡県 アクトシティ浜松 大ホール
2021年5月27日(木)静岡県 アクトシティ浜松 大ホール