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櫻坂46、新曲「BAN」フォーメーションなど明らかに 今までとは“違う自分”に挑戦できるか

音楽

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リアルサウンド

 4月14日にリリースされる櫻坂46の2ndシングル『BAN』の音源が3月8日放送の『レコメン!』(文化放送)にて解禁された。解禁されたのは表題曲の「BAN」。イントロは小気味好いギターから始まり、リズミカルなAメロやBメロを経て、力強い歌詞とサウンドで畳み掛けていくアップテンポでダンサブルな一曲だ。サビでの「BANされても禁止されてもダメだって言われても」の繰り返し部分や、「もう今さら違う自分になれるわけないじゃない」といったフレーズが非常に印象的。改名を宣告された際のメンバーたちの気持ちとも取れるようなフレーズも歌詞の端々に散見されるため、出演していた菅井友香はこの曲について「改名するって聞いた時を思い出した」と心境を明かし、「この曲を通して一回り大きくなって進化した姿を見せたい」と今後についての意気込みを話していた。

 昨年改名し再スタートを切った櫻坂46。1stシングル『Nobody’s fault』は曲によってメンバーが入れ替わる新体制で、“全員で成長する”というテーマのもと活動している。そんな中リリースされる「BAN」は、以下のフォーメーションで歌唱されることも先日発表された。

後列:大園玲・井上梨名・松田里奈・守屋麗奈・渡辺梨加・土生瑞穂
中列:田村保乃・山﨑天・小池美波・藤吉夏鈴・菅井友香
前列:小林由依・森田ひかる(センター)・渡邉理佐

 基本的には前作の流れを汲んでいて、センターは引き続き森田が務める。櫻エイト(前列と中列の呼称)にメンバーの入れ替わりはなく、中列の5人の立ち位置がちょうど左右反転した並びだ。顔ぶれに変化があったのは後列である。2期生から新しく井上と守屋の2名が入った。1期生からは渡辺もイン。これで加入時期が最も近い新2期生からは、大園と守屋が選抜入りとなった。

 ブログなどで独特のセンスを見せ現在バラエティでも活躍中の大園。ぶりっ子キャラがファンに大好評の守屋。両者ともここ最近さらに輝きを増しているため納得の人選と言えるだろう。後列の両端はそんな大園と1期生の土生。背の高い土生は欅坂46時代から常に列の端に立ってきた。全体的な見栄えとしても重要なこの位置を、経験豊富な土生とともに大園が務めるのは注目すべき点だ。後列でも徐々に存在感を増している。

 小林、森田、渡邉のフロント3名にはやはり安定感がある。前作のテレビ披露時でも回を重ねるたびに違う表情を見せたり、髪型を変えたり、ダンスの精度が上がるなどしていて毎回新鮮な印象を受けた。今作でも期待以上のパフォーマンスを見せてくれるだろう。ちょうどこの3人は3月7日から配信開始されたひかりTVオリジナルドラマ『ボーダーレス』にも出演している。今後はこの3名がグループを牽引していきそうだ。

 前列3人含めグループ全体で、今までとは“違う自分”に挑戦して、2ndシングルの活動期間を盛り上げていってほしい。

■荻原 梓
J-POPメインの音楽系フリーライター。クイックジャパン・リアルサウンド・ライブドアニュース・オトトイ・ケティックなどで記事を執筆。
Twitter(@az_ogi/https://twitter.com/az_ogi)