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ロバート・パティンソン×ウィレム・デフォーが狂気の世界へ A24『ライトハウス』7月公開決定&特報映像公開

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『ライトハウス』 (C)2019 A24 Films LLC. All Rights Reserved.

映画『The Lighthouse』が邦題『ライトハウス』として7月、TOHOシネマズ シャンテほか全国公開されることが決定した。それに伴い、ポスタービジュアルと特報映像も解禁されている。

本作は2020年のアカデミー賞撮影賞にノミネートされたほか、世界中の映画賞を席巻している人間ドラマ。製作は『ムーンライト』『ミッドサマー』など次々に斬新で良質な作品を生み出し続け、最も勢いのある制作 / 配給会社・A24だ。

物語は1801年にイギリス・ウェールズで実際に起きた事件がベース。謎めいた孤島にやって来た“ふたりの灯台守”たちが外界から遮断され、徐々に狂気と幻想に侵されていく。人間の極限状態を恐ろしくも美しい映像で描く。北米ではわずか8スクリーンでスタートしたミニシアター系の映画としては異例の興行収入1,000万ドル以上の大ヒットを果たした。

長らく日本での公開も待たれていた本作の監督を務めるのは、長編デビュー作『ウィッチ』がサンダンス映画祭で圧倒的高評価を受け、一躍スター監督へと躍進したハリウッド屈指の才能、ロバート・エガース。そして、少しずつ狂気の世界に足を踏み入れていく灯台守ふたりを演じるのは“新バットマン”にも決定、クリストファー・ノーラン監督『TENET テネット』で人気が爆発したロバート・パティンソンと、言わずとしれた世界の名優ウィレム・デフォー。

劇中、ほぼ全編に渡ってロバートとウィレムのふたりしか登場しないことでも話題の本作。“絶海の孤高”と言う極度の緊張感が強いられる空間の中で彼らが繰り広げる壮絶な演技合戦はまさに圧巻のひと言。数多くの映画賞で大絶賛を浴び、演技賞も獲得している。

また、より人間の感情を際立たせることのできるモノクロームの映像や、かつてサイレント映画の時代に隆盛を誇っていたスタンダードサイズのスクリーンにこだわったことで“シネマティックな映像美”も実現。そのこだわりと美しさによってアカデミー賞撮影賞にノミネートされるなど世界的評価も獲得し、緊迫感を増大させるこだわり抜いた音響も評判を呼んだ。

今回発表された、ポスタービジュアルは舞台である絶海の孤島を背景にロバート・パティンソンとウィレム・デフォーの顔が切り取られたもの。その中心には彼らが狂気の世界へ足を踏み入れるきっかけとなるキーワードの“灯台”が配置され、添えられた「謎が、満ちてゆく」というキャッチコピーとモノクロの色調がより不穏な空気を醸し出している。

また同時に解禁された特報映像では、暗闇に煌々と灯る灯台と耳障りなサイレンの音、そして絶海の孤島にやってきたふたりを順々に映し出しており、待ち受けるミステリアスな運命を否応なしに予感させるものだ。7月の公開に期待したい。



『ライトハウス』
7月、TOHOシネマズ シャンテほか全国公開