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SHINee最新アルバム『Don’t Call Me』を、メンバーのコメントとともに全曲解説!②

音楽

インタビュー

ぴあ

左からテミン、オンユ、キー、ミンホ

約2年半ぶりとなるSHINeeのアルバム『Don’t Call Me』の収録曲をメンバーたちのコメントを基に紐解く企画の第2回目。タイトル曲以降の楽曲を、アルバムの収録順に追っていこう。

●TRACK02.「Heart Attack」
Korean Lyrics by KENZIE
Composed by Andrew Choi,minGtion, Dvwn
Arranged by minGtion

インパクトのあるベースループとファンキーなエレキギターの旋律が際立つダンスポップ曲。苦痛までも歓喜に変える愛の感情を盛り込んだ歌詞と、メンバーたちのエネルギッシュなボーカルが調和するこの曲は、サブタイトル曲として音楽番組初週のカムバックステージでパフォーマンスが披露された。

【テミンの解説】
「これは、オンユさんが大好きな曲です。苦しみさえ愛に変えるという歌詞をファンキーに表現しています。僕たちはこの曲の振りつけの練習もしながら、カムバックステージの準備をしました。レコーディングをしながら歌い方もとてもこだわって歌いました。特に「♪like a heart attack」というところがポイントです」

テミン

【キーの解説】
「サバイバル番組『K-POP STAR 2』に出ていたAndrew ChoiさんとKENZIEさんがこの曲の作業に関わってくださいました。SHINeeのことを念頭において曲作りをしてくださった作品。なので皆さんの心臓をアタックする曲になっていると思います」

キー

音楽番組カムバックステージでの「Heart Attack」パフォーマンスでは、お決まりの“エンディング妖精”(ステージの最後を締めくくるエンディングにアップで抜かれるメンバーのカメラアピールシーン)が話題に。『M COUNTDOWN』(Mnet)では、キーが「前からやりたかった息切れしているフリをしました」というと、テミンが「話題になっていたのでうらやましいです。僕だったらもっと面白くできるのに!」とジェラシーしたエピソードも。

『人気歌謡』(SBS)ではオンユがお目目ぱちくりのかわいい表情を見せたり、ミンホの眉に紙吹雪が張りつく神がかった瞬間があったりと、個性豊かなエンディング妖精を披露した。そして活動2週目には、「Don’t Call Me」でついにテミンがカメラに抜かれ、キーの息切れとオンユの表情をミックスしたような、末っ子感あふれるキュートな妖精ぶりを見せてくれた。

オンユ
ミンホ

この「Heart Attack」のテレビでのパフォーマンスには、バックダンサーとして1MILLION DANCE STUDIO所属の日本人ダンサー竹中夢生(たけなかゆめき)が参加しているが、彼はこの曲の振りつけにも参加しているそう。

●TRACK03.「Marry You」
Korean Lyrics by Rick Bridges
Composed & Arranged by Cameron Louis Warren

80年代のソウル/ゴスペルを思わせるジャズオルガンやシンセサウンドが印象的なミディアムテンポのR&B曲。カムバックに先立ってV LIVE/YouTubeで放送された『The Ringtone: SHINee is Back』の中でパフォーマンスが先行公開された。

【テミンの解説】
「「Marry You」は、「Replay」と「Love Sick」に続くストーリーラインで、ヌナ(年上の女性)と出会ってプロポーズをする流れになっています」

年下男子旋風を巻き起こしたSHINeeのデビュー曲「Replay」。この主人公は、2008年のデビュー曲で年上のキレイなお姉さんに恋をして、2015年の「Love Sick」で彼女と恋人になり、2021年の「Marry You」でついにプロポーズ! 13年をかけた恋物語となっている。

●TRACK04.「CØDE」
Korean Lyrics by KENZIE
Composed by KENZIE, Moonshine, Adrian McKinnon
Arranged by Moonshine

疾走するようなベースとビート、夢幻的なメロディラインが調和したフューチャーサウンドのダンス曲。歌詞には、あるときから自身を支配している人物に近づく過程を“CODE(暗号)を解読する姿”に例えて表現している。

Moonshineはスウェーデンの作曲ユニットで、テミンが参加したSuperMの「Super Car」を手掛けた人物。音楽番組の活動2週目の出演では、タイトル曲「Don’t Call Me」に加えて、この「CØDE」をパフォーマンス。キーは「こういう場合、バラードとか落ち着いた曲をやることが多いんですけど。準備時間はあまりなかったのですが、せっかくなので見所の多いダンス曲をお見せしたかった」と選曲の理由を語っていた。

【テミンの解説】
「「CØDE」もすごくいいです。SHINeeが初めてMoonshineさんとご一緒した曲です。タイトル曲候補だったぐらい、SHINeeらしさもありながら、成長した感じ、成熟した姿を表現できている曲じゃないかな?」

SHINeeらしさはありながらも、アルバムごとに革新的な表現方法をもって新鮮な驚きを与えてくれるSHINee。キーは「いつも最前線で、トレンディな新しさがある作品を見せていくということにはふたつの感情が入り混じります。ひとつは、いいものを作りたいという気持ち。そしてもうひとつは、プレッシャーで逃げ出したくなる気持ちです。このアルバムに関しては、トレンディさを追いかける以上に、空白期間を経て久しぶりに作り出されるアルバムとしての力があるのか……、それにふさわしい曲と姿を表現したいということだけ考えて作っていきました」と真摯に制作にあたっていたことも語ってくれた。

取材・文:坂本ゆかり



SHINee 7thフルアルバム
『Don’t Call Me』
発売中
https://store.universal-music.co.jp/artist/shinee/
ストリーミングはこちら:https://lnk.to/D7CMSH

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