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King & Prince 神宮寺勇太、“国民的彼氏”の異名にそぐう包容力 グループ内で放つ存在感に迫る

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リアルサウンド

 ジャニーズJr.時代から“国民的彼氏”の異名をとるKing & Princeの神宮寺勇太。現在、メンバーの中でもひときわ目立つ黒髪で、クールなイメージが強い。

(関連:King & Princeのリアルが浮き彫りに “無限の可能性”に目を向けるドキュメンタリー第1回を見て

 メンバーカラーはターコイズブルー。どちらかというと、率先してギャグを飛ばしたり、脊髄反射的に言葉を放って会話を回していくタイプではないが、確かな存在感がある。今回はそんな神宮寺の魅力に迫ってみたい。

■国民的彼氏
 グループの中では黒髪で、クールなイメージが強いが、Jr.時代はファンから“チャラ宮寺”と呼ばれていたこともあった。明るめの金髪で、派手なファッションだった時代があり、グループの中で最も変化に振り幅の大きいメンバーだ。この容姿の変化には、Sexy Zoneの中島健人の影響があったようだが、彼自身がジャニーズJr.としてどのポジションを狙うのか、Jr.の中から抜きん出る戦略の一つだったという。ここ数年は黒髪にしたが、それが逆に惹きつけられる。メンバーカラーであるターコイズブルーにふさわしいクールさと、嫌味のない上品なセクシーさが滲んでいる。

■滲み出る包容力は神宮寺家の掟にあり?
 “チャラ宮寺”時代について「ビジネスチャラ男」という言葉が使われるほど、誠実さを隠しきれないところも神宮寺の魅力。アイドル雑誌『Myojo』(集英社)が行っている「Jr.大賞」の「恋人にしたいJr.」部門で、常に上位にランクインしてきた。次第に“国民的彼氏”と呼ばれるようになったのには、彼の持つ包容力も理由の一つだろう。

 先日放送の『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)に出演した際に、幼少期はおじいちゃんの掟が厳しかったというエピソードを明かした。新品の靴をおろす時に、昼の12時を過ぎたらかかとに炭をつけなければならないことや、火打ち石を行っていたなどという神宮寺家の掟を耳にすると、なんだか“男”よりも“漢”の表記の方がしっくりくる。

 雑誌のコメントでは、「買い物に付いていくのが好き」と神宮寺。また、女性からグイグイこられるのは苦手で、「僕に追いかけさせて欲しい」ともコメントしていた。なんでもない言葉かもしれないが、その語る言葉の一つ一つに、全てを受け止めてくれる“彼氏感”と両手を広げて包み込んでくれそうな包容力が滲む。

 神宮寺は今後の展望について、先輩グループを目指すのではなく「自分たちらしい道を切り開いていけたら」と語っていた。Jr.時代に自分のキャラをどこに据えるかを考えて実行したように、常に先を見据え、どこか冷静で客観性を併せ持つ。グループのセンターというタイプではないかもしれないが、絶対安定の“守護神タイプ”と言えそうだ。

 グループのデビューにあたって、事務所社長であるジャニー喜多川氏は「次代を担うグループになる」とコメントしたことが報じられたが、まさにそれを実現させるに欠かすことのできないメンバーだろう。

 神宮寺は10月スタートのドラマ『部活、好きじゃなきゃダメですか?』(日本テレビ系)をはじめ、2019年公開予定の映画『うちの執事が言うことには』にも出演が決定するなど、俳優としての実績も着々と積んでいる。

 もうすぐ21歳の誕生日を迎える神宮寺。これまで事務所の先輩たちが度々、雑誌『anan』(マガジンハウス)で肉体美とセクシーショットを披露してきたように、いつの日かソロで堂々と表紙を飾ってくれそうな気がしている。神宮寺家の掟に「40歳を超えたらパンチパーマ」があるようだが、この掟だけは破って欲しいと願ってやまない。(柚月裕実)