戸塚祥太主演「未来記の番人」開幕、冨岡健翔「本当に千里眼があるんじゃないか」
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左から冨岡健翔、惣田紗莉渚、戸塚祥太、松田悟志。
「未来記の番人」が本日3月12日に東京・新橋演舞場で開幕。それに先がけて昨日11日にプレスコールと初日前会見が行われた。会見には主演のA.B.C-Z・戸塚祥太のほか、SKE48の惣田紗莉渚、松田悟志、ジャニーズJr.の冨岡健翔が登壇した。
本公演は、築山桂の時代小説「未来記の番人」を原作に、羽原大介が脚本、神在ひろみが演出・振付を手がける“青春時代活劇エンタテインメント”。初日への意気込みを問われた戸塚は「今回の舞台稽古はコロナ禍ということもあり制約はありましたが、それを逆手にとって一座で集中力を高めて今日まで取り組んでまいりましたので、明日の本番が楽しみです。このお芝居をたくさんの人に喜んでいただき、勇気を与えるような時間にしていきたいです」と述べる。
続けて惣田は「明日の初日の幕が無事に開くことを祈ってこの後の稽古も頑張ります」、松田は「昨日の舞台稽古で初めてマスクを外し、一座の皆さんの表情を見たときに幸せな気持ちに包まれました。舞台ができることに感謝し、明日の初日より全身全霊で舞台に挑みます」、冨岡は「この1カ月、心は密に稽古を重ねて、準備万端な状態で本番を迎えられると思っています。今回は地方公演もありますので、最後まで誰一人欠けることがなく走り抜けることができますよう頑張ってまいります」とそれぞれ思いを語った。
今回、本格的な殺陣に初挑戦した戸塚は「大変なことだらけでした」と稽古を振り返りつつ、「通販で買った木刀は稽古場でも使わせていただきました。小道具の刀より重かったので、トレーニングにもなったのかなと思っています」とエピソードを披露。そんな戸塚について、松田は「祥太くんを見て驚いたのはいつも稽古場に最後までいることです。その姿勢を見て自分も頑張らなきゃいけないと思いました」と話す。
また戸塚との共演について冨岡は「稽古が始まったころは向き合うシーンで戸塚さんの目の圧に負けないようにするのに必死でした。本当に千里眼があるんじゃないかと思っています。演じているときは背中で語ってくださるのでそれについていくだけです」と信頼を寄せた。
最後に戸塚は「こんな状況でも足を運んでくれるお客様がいることに感謝しながら、ステージの上で役として生きていたいです。観劇に来ることができない方に僕たちがここでやっていることが言葉だけでも届き、勇気を与えられたらいいなと思っています」と真摯に述べ、会見は終了した。
公演は3月21日まで東京・新橋演舞場、27日に愛知・日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール、30日に福岡・久留米シティプラザ ザ・グランドホール、4月3日から11日まで大阪・大阪松竹座にて。
「未来記の番人」
2021年3月12日(金)~21日(日)
東京都 新橋演舞場
2021年3月27日(土)
愛知県 日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール
2021年3月30日(火)
福岡県 久留米シティプラザ ザ・グランドホール
2021年4月3日(土)~11日(日)
大阪府 大阪松竹座
原作:築山桂「未来記の番人」(PHP文芸文庫)
脚本:羽原大介
演出・振付:神在ひろみ
出演:戸塚祥太(A.B.C-Z) / 惣田紗莉渚(SKE48)、松田悟志、冨岡健翔(ジャニーズJr.) / 松村沙瑛子、山本健翔、大川良太郎 / 笠原章、勝野洋 / 曽我廼家寛太郎
高橋亜衣、伊藤寛真、岡部雄馬、坂口勝紀、藤原基樹、片岡保海、甲坂真一郎