中絶手術を受けるためペンシルベニアからNYへ、「17歳の瞳に映る世界」7月公開
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「17歳の瞳に映る世界」
第70回ベルリン国際映画祭で銀熊賞(審査員グランプリ)を受賞した「Never Rarely Sometimes Always」が、邦題「17歳の瞳に映る世界」で7月に公開される。
本作の主人公はアメリカ・ペンシルベニア州に住む17歳の女子高生オータム。目立たず友達も少ない彼女はある日、自分が妊娠していることを知る。しかしペンシルベニアでは両親の同意がなければ、未成年者が中絶手術を受けることはできない。従妹であり親友でもあるスカイラーはオータムの異変に気付き、中絶にあたって両親の同意の必要がないニューヨークに2人で向かうことにする。
監督を務めたのは、性的アイデンティティに悩む青年を描いた「ブルックリンの片隅で」で2017年のサンダンス映画祭にて監督賞を受賞したエリザ・ヒットマン。オータムをシドニー・フラニガン、スカイラーをタリア・ライダーが演じた。フラニガンは長編映画デビューを果たした本作での演技を絶賛され、第86回ニューヨーク映画批評家協会賞の主演女優賞、第41回ボストン映画批評家協会賞の主演女優賞などを受賞している。
「17歳の瞳に映る世界」は東京・TOHOシネマズ シャンテほか全国でロードショー。
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