「騙し絵の牙」木村佳乃や小林聡美のコメント到着、大泉洋は女性目線での注目点語る
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「騙し絵の牙」新場面写真
大泉洋主演作「騙し絵の牙」の新たな場面写真が公開された。
塩田武士が大泉を主人公に当て書きした同名小説を、吉田大八が映画化した本作。出版不況と権力争いに揺れる出版社・薫風社の雑誌トリニティの編集長・速水が、生き残りを懸けた大逆転を試みるさまが描かれる。今回、松岡茉優が演じる新人編集者・高野恵や、木村佳乃扮する薫風社の看板文芸誌・小説薫風の編集長・江波百合子、小林聡美演じる噂好きの評論家・久谷ありさの場面写真が公開された。
初参加となった吉田組の印象について木村は「吉田監督はおっしゃることが大変分かりやすいですし、非常に的確でした。緊張して臨みました。文芸誌の編集長で品格のある女性なので、そう見えていればいいなという思いでいっぱい」とコメント。大河ドラマ「真田丸」でも共演した大泉とのエピソードとして「前に大河ドラマで共演した時は、大泉さんの姉の役だったんです。撮影中は『姉上、姉上』と呼んでくださって、その時も『大泉さんより(実際は)年下のお姉さんなんですよ』とずっと言っていたんですが、今回お会いした時も『姉上!』と仰ったので、『大泉さん、私、年下なんですよ』と言ったら、『えー!』と仰って(笑)。やっと『姉上』を卒業できてほっとしています」と明かした。
大泉は本作に「(北海道の)事務所の社長が女性なので、高野とか、江波とか女性キャラクターの視点で観たらしくて。女性たちの頑張りとか、働く女性たちの強さを感じて、『観た時にすごくすっきり観られるわ』っていう話をしていました! 言えないけど、まさしく結末もね(笑)。実は女性が観た時に面白い映画なんですよ!」と太鼓判。小林も「社会派ミステリー&ヒューマンドラマの脚本を読んで、私も騙されました! 『えっ!まさか!』みたいな(笑)。ぐっと引き込まれて、どうなるんだろうと思いながら読み進められました」と脚本の魅力を語る。また、自身の役どころについて小林は「文芸評論家の女性ってあまりいないんですよね。シニカルだったり、鋭かったりする部分を役ににじませらればいいなと思いながら演じました」と話している。
「騙し絵の牙」は3月26日より全国ロードショー。
(c)2021「騙し絵の牙」製作委員会