キェシロフスキが手がけた約10時間の連作「デカローグ」リマスター版の予告解禁
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「デカローグ」第10話「ある希望に関する物語」
クシシュトフ・キェシロフスキ監督作「デカローグ デジタル・リマスター版」の公開初日が4月10日に決定。予告編がYouTubeで解禁された。
「トリコロール」3部作や「ふたりのベロニカ」で知られるキェシロフスキが、旧約聖書の「十戒」を下敷きに監督した本作。それぞれ約1時間、全10編の連作として、ポーランド・ワルシャワ郊外の巨大団地に暮らす人々の人生をつづった。予告にはスタンリー・キューブリックによる「ここ20年の間で1本だけ好きな映画を選ぶとすれば、それは間違いなく『デカローグ』である。」というコメントも収録されている。
このたび60ページに及ぶパンフレットが、劇場にて税込1000円で販売されることも明らかに。それぞれ異なる執筆者が各編にエッセイを寄せており、篠崎誠、松田広子、大久保清朗、五所純子、四方田犬彦、小野正嗣、中条省平、柴田恭子、寺尾紗穂、水谷江里が名を連ねた。
「デカローグ デジタル・リマスター版」は東京のシアター・イメージフォーラムで公開。すでに5月7日までの詳細な上映スケジュールが発表されているため、チラシの裏面にて確認してほしい。
(c)TVP - Telewizja Polska S.A.