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JO1、「Born To Be Wild」はどんな楽曲に? MVのストーリー性にも集まる注目

音楽

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リアルサウンド

 4月28日にJO1が3rdシングル『CHALLENGER』を発売する。発売に先駆け、「Born To Be Wild」のティザー映像が公開されたが、2本ともすでに30万回以上再生されており、多くの注目を集めている。本稿では期待が高まる同曲の注目ポイントについて執筆したい。

  デビュー曲「無限大(INFINITY)」は、「俺たちを見て!」と言わんばかりの力強いダンスと歌詞が印象的だった。「OH-EH-OH」はPENTAGONのフイが作詞作曲に参加し、「無限大(INFINITY)」とはまた違う疾走感あふれる1曲となった。1stアルバムのリード曲「Shine A Light」は、爽やかでキラキラした楽曲。〈もっと輝く君を照らすよ〉と歌いかけるJO1の姿に見ているこちらまで思わず笑顔になれる、幸福感溢れる1曲だ。そして、「Born To Be Wild」。まだティザーしか公開されていないため全貌はわからないが、筆者が最初に感じたのは、“2年目の余裕”。80年代の海外ポップスを思わせるダンスナンバーは、「俺たちを見て!」とアピールしていた「無限大(INFINITY)」とは違い、「僕たちと一緒に踊ろうよ」とJAMを軽やかに誘っているかのようだ。前回のデビュー1年間をまとめたコラムでも書いたように、コロナ禍でさまざまな活動にストップがかかり、JO1のデビューイヤーは決して順風満帆とはいかなかったかもしれない。しかしその1年を乗り越えたからこその余裕だったり、新しいジャンルに挑戦していこうという、まさにシングルのタイトル通り“チャレンジャー”精神が垣間見える楽曲に感じた。

JO1|‘Born To Be Wild’ Official MV Teaser #2

 また、ストーリー性のあるMVにも注目したい。最初に公開されたティザーは19秒、2本目は26秒だったが、その短い間にも気になるシーンが凝縮されていた。豆原一成が覗く万華鏡の中にいるのは、川尻蓮、木全翔也、大平祥生。金城碧海が眺める展示ケースには佐藤景瑚、白岩瑠姫、鶴房汐恩が飾られている。多数の虫眼鏡に囲まれている川西拓実に、部屋でひとりぼっちでいる與那城奨。そして、(まだ公式発表はされていないが)今作でセンターを務めるのでは? と噂されている河野純喜は、MVでも重要な役割を担っていそうだ。SNS上でも、JAMたちがさまざまな考察を繰り広げているが、一体どんなMVになっているのだろうか。

 先ほども述べたように、今作は河野純喜の力強い高音ボーカルが印象的な楽曲だ。「Born To Be Wild」と高らかに歌い上げる河野の歌声を聴いて、まだティザーの段階にも関わらず一瞬で「これは絶対良い曲!」だと思った。先月、韓国の音楽番組『M COUNTDOWN』に出演した際も、河野のボーカルスキルはとくに高く評価されていたように思う。JO1はこの1年で、ダンスはもちろん、ボーカル面でも着実にスキルを上げてきているので、今回の楽曲も期待しかない。また、木全翔也、鶴房汐恩らのラップラインがどのように活かされているのかも楽しみだ。

 ティザーが公開されたYouTubeにはすでに3000件以上のコメントが寄せられているが、その中には海外JAMからのコメントも多い。『KCON:TACT』、『2020 MAMA(Mnet ASIAN MUSIC AWARDS)』、『M COUNTDOWN』と、世界中が注目を集める音楽番組に出演し、存在を見せつけてきた彼らの努力が実っているようでとても嬉しい。「〜JO1、未知の世界へ踏み出す〜」というキャッチコピー通り、また新しい顔を私たちに見せてくれるであろうJO1に大いに期待しよう!

■紺野真利子
エンタメ系ライター。JO1やジャニーズグループのインタビュー記事を中心に、雑誌『CHEER』『週刊TVガイド』などで執筆。
Twitter(@mariri_901820)