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WACKツアー東京1日目で4組が白熱競演、BiSは楽屋で闘志メラメラ「BiSHをぶっ殺します」

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BiSH(Photo by sotobayashi kenta)

WACK所属アーティストが参加するイベントツアー「TO BE CONTiNUED WACK TOUR」東京公演の初日が、本日3月17日に東京・Zepp Tokyoで行われた。

1月16日の愛知・Zepp Nagoyaを皮切りに、WACK所属アーティストが7都市を回る「TO BE CONTiNUED WACK TOUR」。ツアーファイナルの東京公演は2DAYSとなり、初日にBiSH、BiS、GO TO THE BEDS、WAgg、2日目にEMPiRE、豆柴の大群、PARADISES、WAggがラインナップされた。

初日公演、トップバッターを飾ったのはWAgg。1月から半年間PARADISESからレンタル移籍中の月ノウサギと、EMPiRE、2期BiS、CARRY LOOSEを経て加入したYUiNA EMPiREを含む布陣でWAggはステージに臨み、初期BiSの代表曲「nerve」でライブの幕を開ける。エビ反りジャンプをしたり、ステージを駆け回ったり、元気いっぱいに歌い踊ってオーディエンスを楽しませた。WAggはさらにグループ唯一のオリジナル曲「WAggの素晴らしき世界」、GANG PARADEのライブ定番曲「Plastic 2 Mercy」を披露。曲の合間に観客を煽るなど、ライブのたびに成長を重ねているグループの存在感をアピールした。

2番手のBiSは挨拶をしてからキラーチューン「STUPiD」を投下。疾走感のある楽曲に合わせて、笑顔を見せつつも全力の歌と踊りで会場の熱気を高めた。さらに4人は「teacher teacher teacher」「テレフォン」というアッパーチューンを畳みかけ、合いの手のパートではメンバーが大きな声を上げたり、トギーがシャウトし続けたりと、コロナ禍の影響で声出しのできない観客のテンションを煽るような、勢いあるパフォーマンスを繰り出していく。最新音源「KiLLiNG IDOLS」の収録曲「COLD CAKE」ではダウナーからアッパーに展開するトラックに乗せて、ラップを含む表現力豊かな歌で観客の心をつかんだ。続いてBiSはライブ定番曲「BiS-どうやらゾンビのおでまし-」、最新音源のリード曲「つよがりさん」とドラマチックな楽曲を披露。このうち「つよがりさん」はミュージックビデオで見せたコミカルな振り付けとは異なる正規の振り付けでパフォーマンスされた。その後もBiSはパンキッシュなアッパーチューン「BASKET BOX」、5時間におよぶMV撮影で101回連続で歌い踊った「CURTAiN CALL」を披露し、MCなしで持ち時間を駆け抜けた。

次にステージに上がったのはGO TO THE BEDS。彼女たちは2021年に年間200本のライブ開催を目指すプロジェクト「GTTB LIVE with LIVE」を展開中で、現在はグループ初のライブツアー「FEAR OF THE DARK TOUR」を行っている。GTTBはデス声交じりの「マジ神」でヘッドバンギングを繰り出し、「パッパラパー」でステージをいっぱいに使って激しく踊るなど、アグレッシブに攻めていく。勢いを緩めることなく、彼女たちは人気曲「GO TO THE BEDS is my life」でフロアのテンションを一層引き上げた。MCではココ・パーティン・ココが来場者に感謝を伝えつつ、WACKツアーの東京公演が開催できた喜びを語る。さらに「私はWACKが大好きでこの事務所に入ってきているので、普段からよくほかのグループの曲も聴くんです。各グループでバラバラな曲のジャンルなのに、WACKの楽曲は本当にいつもカッコよくて、素敵で、大好きだなって。WACKツアーではWACKを愛してくれている皆さんや、普段は会わない(別のグループの)ファンにお会いできて、なかなかない機会なのでうれしいです。皆さんとの出会いに感謝して、GO TO THE BEDSらしく今日という日を楽しめたらと思います」とコメント。GTTBは「行かなくちゃ?」「Rebirth」を2曲続けて歌唱し、フロアとの距離感を縮めていく。さらに103回連続でパフォーマンスしたMVでも話題になった「現状間違いなくGO TO THE BEDS」、最新音源「REINCARNATION」の収録曲「赤ちゃん」を連投し、ステージをあとにした。

この日のトリを務めたのはBiSH。6人は暗転したステージで定位置に着き、代表曲「オーケストラ」でライブをスタートさせた。アイナ・ジ・エンド、セントチヒロ・チッチが感情豊かにサビを歌えば、観客はメンバーと同じ振り付けで大きく腕を振り上げ、BiSHのパフォーマンスを全身で受け止める。オーディエンスがメンバーと同じように踊る光景は次の「BiSH-星が瞬く夜に-」でも見られ、この曲ではリンリンのソロ歌唱パートでファンがピンク色のサイリウムを一斉に光らせ、3月9日に誕生日を迎えたリンリンをサプライズで祝福した。

MCではハシヤスメ・アツコが「ツアーセミファイナル! 皆さんの心の声を聞かせてください!」と呼びかけると、拍手が沸き起こる。「伝わってくるよ。熱いのが、沸点が」というハシヤスメの言葉に続いて、チッチは「声がなくてもすごく伝わってきてるんですよ。今日もありがとうございます。BiSHはこのツアーで東京を含めて3カ所の公演に参加させていただきました。メンバーはどんな気持ちですか?」と話を振る。リンリンは「ひさびさに遠出がたくさんできて。ライブのおともはごはんだと思うので、楽しかったです。さっきのピンク色もおいしかったです。ありがとうございます」と誕生日を祝福したオーディエンスに独特の表現でお礼を言った。続いてアユニ・Dは「BiSHは横浜、札幌、東京の3カ所に出演させていただいて、私はひさびさに(北海道の)実家に帰れて、すごく活力をもらったし、うれしかったです。思うようにライブができない状況で、あなたたちも好きなことを自由にできなかったり、悲しいことがあったりした中で、WACKツアーはすごく特別で、すごく力をもらえたライブになりました。本当に今日も来てくれてありがとう」とコメント。モモコは「WACKツアーと言えば、ほかのグループとライブをできるのが醍醐味。BiSHはあまりほかのグループと競演する機会がないので。でも今日、楽屋をコンコンしてきた人がいて、BiSのトギーだったんですけど、『今日はBiSHをぶっ殺します』って。だから私達、なんで生きてるか不思議なくらいだよ」と楽屋で起きた出来事を振り返る。チッチが「『ぶっ殺します』と言われたんですけど、それを言っている4人を見て、4人ががんばってるんだなっていうのがすごく伝わってきた」と、BiSからの宣戦布告を好意的に受け止めた様子。しかしモモコは「チッチ、『ぶっ殺します』って言われたときめっちゃ怖かったけどね(笑)。『あっそう』って」と、客観的にBiSとチッチの楽屋での状況を説明した。そんなチッチはWACKのグループに携わるスタッフ、チーム、観客の1人ひとりがそれぞれの人生をがんばっていることに触れ、「それぞれ音楽みたいな人生だと思うんです。うれしいことも悲しいこともあって、1つの音楽になっているような。次の曲は私が憧れの人に書いた曲。今を一生懸命に生きてるあなた方1人ひとりに尊敬の気持ちを込めて、めいいっぱい届けていきたいと思います」と話し、「ろっくんろおるのかみさま」を観客に捧げた。

ライブ終盤には再びチッチが挨拶。「やっと変わってきた世界の中で、あなた方とこうして顔を合わせて、ライブを一緒に楽しめる。こんな素敵なことがまた始まった。WACKツアーはもうすぐ終わってしまうんですけど、BiSHは1つひとつのライブを大切に、真心を込めて届けてきたなってすごく思っています。またあなたがたと会える日を楽しみにして、日々がんばっていきます。どうか皆さん1人ひとりもあなたの人生を楽しんで生きてください。また会いましょう」と話す。「ここにいるすべての人に愛を込めて」という言葉のあと、BiSHはラストナンバー「ALL YOU NEED IS LOVE」を晴れやかな笑顔で歌い、ライブを締めくくった。

「TO BE CONTiNUED WACK TOUR」2021年3月17日 Zepp Tokyo セットリスト

WAgg

01. nerve
02. WAggの素晴らしき世界
03. Plastic 2 Mercy

BiS

01. STUPiD
02. teacher teacher teacher
03. テレフォン
04. COLD CAKE
05. BiS-どうやらゾンビのおでまし-
06. つよがりさん
07. BASKET BOX
08. CURTAiN CALL

GO TO THE BEDS

01. マジ神
02. パッパラパー
03. GO TO THE BEDS is my life
04. 行かなくちゃ?
05. Rebirth
06. 現状間違いなくGO TO THE BEDS
07. 赤ちゃん

BiSH

01. オーケストラ
02. BiSH-星が瞬く夜に-
03. KiND PEOPLE
04. ろっくんろおるのかみさま
05. I'm waiting for my dawn
06. サラバかな
07. ALL YOU NEED IS LOVE