第31回「日本製鉄音楽賞」は、川口成彦(フォルテピアノ)と猪狩光弘(ステージマネージャー)に決定!
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川口成彦 (C)Fumitaka Saito
日本の音楽文化の発展と将来を期待される音楽家の一層の活躍を支援することを目的に制定された「日本製鉄音楽賞」の第31回受賞者が発表された。
「フレッシュアーティスト賞(副賞300万円)」には川口成彦(フォルテピアノ)、「特別賞(副賞100万円)」には猪狩光弘(ステージマネージャー)がそれぞれ選ばれ、輝かしい受賞者の歴史にその名を刻むこととなった。
「日本製鉄音楽賞(旧新日鉄住金音楽賞)」は、1990年(平成2年)旧新日鉄創立20周年と「新日鉄コンサート」放送35周年を記念して設けられ、第1回受賞者の諏訪内晶子(ヴァイオリン)を始め、優れた才能を世に送り出してきたことで定評のある音楽賞だ。
*今回の受賞理由は以下の通り
●「フレッシュアーティスト賞」 川口成彦 かわぐち なるひこ (フォルテピアノ)
2018年のショパン国際ピリオド楽器コンクール第2位入賞で広く知られる存在となったが、それ以前から確固たる音楽観での活動を展開しており、近年はコンサートや録音においてさらに視野の広い音楽表現を見せている。一般的な先入観からの“古楽器”という枠を超えた、それでいて揺るぎない基礎力からの音楽。豊かな感性と知識力ゆえ、益々楽しみな逸材である。(上田弘子選考委員)
●「特別賞」 猪狩光弘 いがり みつひろ (ステージマネージャー)
猪狩さんは永年にわたってステージマネージャーとして演奏会を舞台裏から支え続け、細やかな配慮の行き届いた周到な仕事ぶりによって演奏家から絶対的な信頼を得てきた。サントリーホール在任中の功績はもちろんのこと、日本の楽壇全体に寄与してきたプロフェッショナルな裏方としての活動は高く評価されるべきであり、当音楽賞の特別賞にまことに相応しい。(寺西基之選考委員)
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