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チャドウィック・ボーズマン主演作「21ブリッジ」を元刑事・佐々木成三が称賛

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佐々木成三

「21ブリッジ」のトークショーが本日3月20日に東京・スペースFS汐留で行われ、元・埼玉県警察本部刑事部捜査第一課の佐々木成三が出席した。

チャドウィック・ボーズマンが主演とプロデュースを兼任した本作。警察官だった父を殺害された過去を持つ刑事、アンドレ・デイビスが警官殺しの犯人を追い詰めるため、ニューヨーク・マンハッタン島に架かる21個の橋を封鎖するさまが切り取られる。

佐々木は「現役の刑事が観てもすごく面白いと思います。犯人の顔の表情や、拳銃を抜く場面は特にリアリティがあった」と本作を称賛する。21の橋を封鎖する描写については「あれを日本の警察ができたかというとちょっと難しいかなと(笑)」と自らの考えを述べ、「踊る大捜査線 THE MOVIE2/レインボーブリッジを封鎖せよ!」を例に出して「レイボーブリッジだけでもあれだけ多くの警察官が必要になってくるので、全部の橋を封鎖したらどれだけの警察官やパトカーが必要なのかなと感じると、現実的ではないのかなとは思います」と続けた。

劇中にはアンドレが犯人の頭脳明晰ぶりに気付き、説得を試みる様子が描かれる。この場面を佐々木は「アンドレの交渉は100点満点」と評価し、「凶悪犯と話をするときに大切なのは、共感することなんです。日本でもネゴシエーターという交渉人がいるんですが、ああいった場面でどれくらい犯罪者に今の状況を客観視させることができるか、というのがとても大切」と説明した。

ブライアン・カーク監督作「21ブリッジ」は、4月9日より全国ロードショー。

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