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尾形光琳≪燕子花図屏風≫公開! 根津美術館にて『国宝 燕子花図屏風 -色彩の誘惑-』を開催

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尾形光琳 国宝≪燕子花図屏風≫(右隻)江戸時代 18世紀 根津美術館蔵

庭園のカキツバタの開花に合わせ、4月17日(土)より根津美術館にて開館80周年記念特別展『国宝 燕子花図屏風 -色彩の誘惑-』が開催される。

総金地の六曲一双屏風に、濃淡の群青と緑青によって鮮烈に描きだされた燕子花の群生。その背後には『伊勢物語』第9段の東下り、燕子花の名所・八つ橋で詠じられた和歌がある。 尾形光琳(1658~1716)は、カキツバタの群生を金箔を貼った大画面に、群青(ぐんじょう)と緑青(ろくしょう)の2種の絵具のみを使って描いた。

青と緑と金(黄)の3色は、しばしば日本・東洋において特別な伝統を有する色とされていたが、≪燕子花図屏風≫は江戸時代ならではの美意識が反映されたともいえる日本の絵画史を代表する作品だ。

尾形光琳 国宝≪燕子花図屏風≫(左隻)江戸時代 18世紀 根津美術館蔵

同展では、紺紙金泥経や、青や緑を主調とする画面に金彩が加わった中世の仏教絵画、唐時代以来の金碧(きんぺき)山水などとともに、この3色が活躍する清新な古九谷や黄瀬戸など同時代の陶芸作品、さらに、色彩傾向を同じくする金屏風の数々をあわせて展示。≪燕子花図屏風≫に新しい光を当てることを試みる。

≪色絵葡萄文大平鉢≫江戸時代17世紀 根津美術館蔵

なお、根津美術館の庭園のカキツバタは、例年、4月下旬から5月上旬にかけて見ごろを迎え、5月11日~16日は夜間開館も予定されている。作品の鑑賞とセットで庭園散策も楽しみたい。

庭園内のカキツバタ
2021年5月11日~16日 夜間開館(予定)

【開館80周年記念特別展『国宝 燕子花図屏風 -色彩の誘惑-』開催概要】
会期:4月17日(土)〜5月16日(日)
会場:根津美術館
時間:10:00〜17:00、5月11日~16日は19:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜(5月3日は開館)
※日時指定予約制(予約は4月12日より受付開始予定)
※夜間開館はコロナウィルス感染症の拡大状況によって中止となる可能性あり
根津美術館公式サイト:http://www.nezu-muse.or.jp/

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