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北村匠海VS鈴木伸之!「東京リベンジャーズ」撮影レポ、山田裕貴と吉沢亮は信頼寄せ合う

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「東京リベンジャーズ」

北村匠海が主演を務める「東京リベンジャーズ」の撮影現場に映画ナタリーが密着した。

本作は、線路に転落して高校時代へタイムリープした主人公・花垣武道(ハナガキタケミチ)が、関東最凶の組織“東京卍曾(東卍)”に挑むさまを描く物語。和久井健のマンガを英勉が映画化した。

1月中旬に東京・隅田川沿いで行われた撮影には、タケミチ役の北村、ドラケン役の山田裕貴、キヨマサ役の鈴木伸之、アッくん役の磯村勇斗、マイキー役の吉沢亮が参加した。色とりどりのグラフィティアートが施された広場には彼らのほかに不良役のエキストラが集結。原作1巻の“喧嘩賭博”で激突するタケミチとキヨマサのもとへ、ドラケンとマイキーが颯爽と現われるシーンが捉えられた。これはタケミチが東卍の総長・副総長である2人と出会う重要な場面だ。

この日の気温は4℃ほどで、キャストたちは防寒着で寒さをしのいでいたが、カメラが回ると半袖のシャツ姿に。北村は殴られ続け血だらけになった状態でもなお立ち向かうタケミチを力いっぱい体現し、そんな彼を鈴木は気迫たっぷりににらみつける。磯村はその様子を不良たちとともに息をのんで見守っていた。吉沢と山田はセリフの掛け合いや動きのタイミングについて積極的に意見を出し合い、英監督も交えながら役を作り上げていった。吉沢は口で効果音を出しながらアクションの段取りを確認して現場を和ませる。

ドラケンがキヨマサの頭部ギリギリで金属バットをフルスイングするくだりでは、鈴木が「いい音した!」「今、サワッとくるくらい(近かった)」と笑う。なお緊張感あふれるシーンが次々と撮影されていったが、川の対岸には散歩やランニングを楽しむ人たちの姿があり、クルーの存在に気付いた幼い子供たちが「おーい!」と手を振る場面も見られた。

本作は新型コロナウイルス感染拡大の影響で撮影が一時中断され、クランクアップまでに1年以上を要した。北村は「みんなが、この作品になにかを賭けてくれていることを随所で感じて。お互いがそれに応えるように芝居で刺激し合うような現場でした」と振り返り、「次世代にあの映画を超えようって思ってもらえるくらいの“どデカいもの”になったらいいな」と意気込む。そして「マンガと映画の狭間を全員が生きていたなと思います。みんながストイックでした。たくさん支えてもらいました」と共演者たちと過ごした日々を懐かしんだ。

原作ファンからも人気の高いコンビ・マイキーとドラケンを演じた吉沢と山田は、かつて「バディ役をやりたい」と話していたことも。山田は「多くを語る男ではないけどいつも何か通じているものは感じているし、お芝居の中でも亮がそうするなら、僕はこう反応するとかキャッチボールが自然とできている気がします。そこが亮とやって楽しいところで、亮がマイキーでよかったと本気で思っています。(この場を借りて)ありがとう!」と感謝を伝え、吉沢は「楽しかったです。言葉を交わさずとも心が通じ合っているマイキーとドラケンの関係性が良く表現できたのではと思います」と山田に信頼を寄せる。

さらに磯村は「それぞれがいろいろな形で俳優というフィルターを通し闘ってきて集結した感じが、アベンジャーズのようにも見え、現場で共演するのが楽しみでした。各々色の違う武器を持っているので、一同が集結するシーンでは刺激のある現場だったと感じました」と思い入れたっぷりにコメントする。鈴木は「タケミチとのアクションシーンの稽古をしている時には、正直、心が痛みました(笑)」と明かし、「全員で同じ方向を向いて良い作品を作り上げていこうという空気感は本当に素晴らしかったですし、同世代が集まったからこそ生まれたものなのかなとも思いました」と語った。

「東京リベンジャーズ」は7月9日より全国ロードショー。

(c)和久井健/講談社 (c)2020 映画「東京リベンジャーズ」製作委員会