「坂元裕二 朗読劇2021」開幕、初日は高橋一生×酒井若菜が新作を披露
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「坂元裕二 朗読劇2021『忘れえぬ 忘れえぬ』、『初恋』と『不倫』」より。左から高橋一生、酒井若菜。(撮影:熊谷仁男)
「坂元裕二 朗読劇2021『忘れえぬ 忘れえぬ』、『初恋』と『不倫』」が4月13日に開幕した。
本企画は、脚本家・坂元裕二作の「不帰の初恋、海老名SA」「カラシニコフ不倫海峡」と、新作「忘れえぬ 忘れえぬ」の計3作を坂元自身の演出により上演するもの。初日の13日には高橋一生×酒井若菜ペアが新作「忘れえぬ 忘れえぬ」に挑んだ。2人が演じるのは、とある問題を抱える少年・最里(もり)と木生(きお)。2人は、何気ないやり取りを重ねるうちに、互いの距離を縮めていき……。
ふとしたやり取りに表れる登場人物たちの人間味、言葉の端々からにじみ出る何とも言えないおかしみを、高橋と酒井は声だけでくっきりと浮かび上がらせる。舞台上に置かれた真っ白な2つのソファの距離は、冒頭から終演までもちろん変わらないが、その間に流れる空気が、1シーン読み終わるごとに少しずつ色合いを変えていき、観客を作品世界に引き込んだ。
東京公演は25日まで東京・よみうり大手町ホールにて行われ、出演者はほかに千葉雄大×芳根京子、林遣都×有村架純、風間俊介×松岡茉優、福士蒼汰×小芝風花、仲野太賀×土屋太鳳が名を連ねた。4月28日から5月2日まで大阪・松下IMPホールで行われる大阪公演には風間×松岡、福士×小芝、7・8日に北海道・道新ホールにて行われる北海道公演には風間×松岡が出演する。
「坂元裕二 朗読劇2021『忘れえぬ 忘れえぬ』、『初恋』と『不倫』」
2021年4月13日(火)~25日(日)
東京都 よみうり大手町ホール
作・演出:坂元裕二
音楽:諭吉佳作/men
出演(出演日順):高橋一生×酒井若菜、千葉雄大×芳根京子、林遣都×有村架純、風間俊介×松岡茉優、福士蒼汰×小芝風花、仲野太賀×土屋太鳳
2021年4月28日(水)~5月2日(日)
大阪府 松下IMPホール
作・演出:坂元裕二
音楽:諭吉佳作/men
出演(出演日順):風間俊介×松岡茉優、福士蒼汰×小芝風花
5月7日(金)・8日(土)
北海道 道新ホール
作・演出:坂元裕二
音楽:諭吉佳作/men
出演:風間俊介×松岡茉優
※初出時より本文を変更しました。
※2021年4月27日追記:大阪公演は新型コロナウイルスの影響で中止になりました。