構想30年! 瀬々敬久監督、入魂の最新作『菊とギロチン』が公開
映画
ニュース
『菊とギロチン』 (C)2018 「菊とギロチン」合同製作舎
『64-ロクヨン-』『8年越しの花嫁 奇跡の実話』『友罪』の瀬々敬久監督が長年に渡って構想を練り完成させた入魂の新作映画『菊とギロチン』が本日から公開になる。
本作の舞台は、大正時代の末期。関東大震災を経た日本には不穏が空気が漂い、人々は閉塞感を感じていた。そんなある日、東京近郊に女相撲の一座がやってくる。そこに集うのは女性というだけで困難な人生を強いられながらも、強くなって自由を獲得したいと願う女性たち。その中のひとり、花菊(木竜麻生)は貧しい家に育ち、夫の暴力に耐えかねて家を飛び出して、一座に加わっていた。
興行の日、巡業の会場に妙な若者たちの姿があった。彼らは“格差のない平等な社会”を標榜するアナキストのグループ「ギロチン社」の者たちで、中心メンバーの中濱鐵(東出昌大)と古田大次郎(寛一郎)は女力士の戦いに魅了され、彼女たちと行動を共にする。
苦しい時代の中で、自身の自由を、自由に生きられる社会を求める若者たちは、自由に生きようと必死にもがくが、厳しい現実が彼らの前に立ちはだかる。
瀬々監督は、驚異的なペースでメジャー映画を手がける一方で、2010年にはインディーズで『ヘブンズ ストーリー』を製作。国内外で高い評価を集めただけでなく、繰り返し上映が行われており、本作も注目を集めそうだ。
『菊とギロチン』
公開中
(C)2018 「菊とギロチン」合同製作舎
フォトギャラリー(3件)
すべて見る