“最低映画”ラジー賞はトランプ支持者の“眠くなるフェイクニュース”に
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“マイ・ピロー・ガイ”として知られるマイク・リンデル。(写真提供:Ron Sachs / CNP / AdMedia / Newscom / ゼータ イメージ)
“最低映画”を選ぶ第41回ゴールデンラズベリー賞(ラジー賞)の結果が明らかに。「Absolute Proof(原題)」が最低作品賞に選ばれた。
同作は寝具メーカーのCEOマイク・リンデルが、中国によるサイバー攻撃が2020年の大統領選挙の結果をひっくり返したと主張するドキュメンタリー。熱烈なドナルド・トランプ支持者であり、アメリカでは“マイ・ピローガイ”とも呼ばれるリンデルは最低主演男優賞にも選ばれた。ラジー賞は同作を「退屈で眠くなる2時間のフェイクニュース」と紹介している。
そのほかミュージカル「Music(原題)」からケイト・ハドソンが最低主演女優賞、マディ・ジーグラーが最低助演女優賞、同作で長編初監督を務めた歌手のシーアが最低監督賞に。最低助演男優賞はトランプ前大統領の顧問弁護士としても知られるルディ・ジュリアーニが、「続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画」で受賞。同氏はドッキリカメラの隠し撮りで本人役として出演していた。
そのほかの受賞結果は下記の通り。
第41回ゴールデンラズベリー賞 受賞結果
最低作品賞
「Absolute Proof」
最低主演男優賞
マイク・リンデル (マイ・ピロー・ガイ)「Absolute Proof」
最低主演女優賞
ケイト・ハドソン「Music」
最低助演女優賞
マディ・ジーグラー「Music」
最低助演男優賞
ルディ・ジュリアーニ(本人役として)「続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画」
最低スクリーンコンボ賞
ルディ・ジュリアーニと彼のズボンのチャック「続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画」
最低監督賞
シーア「Music」
最低脚本賞
「愛は、365の日々で」
最低リメイク、パクリ、続編映画賞
「ドクター・ドリトル」