しまじろうと一緒に大冒険！しまじろうコンサート「すすめ！たからのしまの だいぼうけん」ゲネプロレポート

しまじろうコンサート「すすめ！たからのしまの だいぼうけん」が5月15日に東京・板橋区立文化会館にて開幕した。これに先駆け、前日に公開ゲネプロが行われたので、その模様をレポートする。

「しまじろうコンサート」は2001年から開催している幼児を対象にした参加型コンサート。昨年夏に開催予定だった公演は、新型コロナウイルスの影響ですべて中止に。今年は、自治体や会場のガイドラインに従い、感染対策を万全に整え、座席や稼働率を自治体の方針に従って各会場ごとに制限して、全国34会場で開催される。

今回はしまじろうたちが宝の島を大冒険する物語。みみりん、はなちゃん、にゃっきい、とりっぴい、ガオガオさんらお馴染みの仲間と一緒に、海を渡り、宝探しの旅に出る。今作には、新キャラクターとしてワニ船長とニャン吉が登場。宝を巡りしまじろうたちの冒険に関わっていく。

物語の内容は子どもたちにも分かりやすくシンプルでありながらも、笑いあり、感動ありの目が離せない展開で本格的。劇中には、「むすんでひらいて」や「きらきらぼし」など、たくさんのおなじみの歌とダンスが散りばめられ、子どもたちは体を動かしながら楽しく盛り上がることができる。

安心してコンサートを楽しめる演出として来場者全員に配られるのが、声を出さずに参加できるグッズ「ふりふり サンゴ」。前後に振るとパタパタと鳴る仕組みになっていて、しまじろうたちのピンチなどに音を出して応援する。これも新型コロナウイルス対策として“声を出さずに会場一体となって参加できる”ことをねらったアイテム。子どもたちがひとつになって振る姿は微笑ましい光景になるだろう。

ステージを彩るセットも見応えがあり、子どもたちの好奇心を掻き立てる仕掛けや演出が目白押し。カモメの鳴き声と波の音が心地いい青空が広がる港町のバザールは、カラフルで華やか。大海原を突き進んでいく巨大な海賊船は圧倒的な存在感で迫力満点。宝の島はいまにも何かが襲ってきそうな臨場感を醸し出している。シーンが変わる鮮やかなセットの転換の演出にも注目だ。

本公演は30分ずつの2部構成で、途中に15分の休憩が挟まれるため、小さな子どもでも安心して楽しめる。第2部の最後には、歌とダンスのショー「特別ダンスステージ」もあり、この時間は撮影OK。記念に残る1枚を狙えそうだ。

しまじろうコンサートの人気の定番曲「トモダチのわお！」や「ハッピー・ジャムジャム」などで盛り上がることができる。公式サイトでは本公演で披露される楽曲ムービーを公開中なので、振付を覚えてから参加すれば、よりしまじろうたちと一緒にダンスを楽しむことができる。

しまじろうコンサート『すすめ！たからのしまの だいぼうけん』
https://kodomo.benesse.ne.jp/open/hiroba_concert/summer21/

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