貴重な原画など約200点も! エドワード・ゴーリー回顧展が八王子市夢美術館に巡回
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エドワード・ゴーリー《輝ける鼻のどんぐ》 1969年 挿絵・原画 (c)2010 The Edward Gorey Charitable Trust
アメリカの絵本作家エドワード・ゴーリーの貴重な原画・草稿・書籍など約200点を展示する『エドワード・ゴーリーの優雅な秘密』が、7月13日(金)より八王子市夢美術館にて開催される。
不思議な世界観と、モノトーンの緻密な線描で、世界中に熱狂的なファンをもつアメリカの絵本作家エドワード・ゴーリー(1925年〜2000年)。文章とイラストの両方を手がけた主著だけで100冊以上を発表したほか、挿絵、舞台・衣装のデザイン、演劇やバレエのポスターを手がけるなど多岐にわたって活躍した。時に人を不安な気持ちにさせる不気味さとナンセンス、そして余韻を残す優雅なユーモア。ゴーリーの作品はミステリー小説のような物語と、押韻・造語・古語などを駆使した文章、そして細かく描かれた魅惑的なペン画によって多くの人々に愛され、日本でも『ギャシュリークラムのちびっ子たち』や『うろんな客』、『不幸な子供』などの絵本が高い人気を得ている。
ゴーリーの死後、米ペンシルバニア州のブランディワイン・リバー美術館にて行われた回顧展が話題を呼び、その後世界各地を巡回。2016年から約2年間にわたって行われている日本での巡回では、その回顧展を元に個人コレクターの収蔵品を加え、貴重な原画・草稿・書籍など約200点を展示している。
絵本からだけでは知ることのできなかったゴーリーの多彩な制作活動をたどりながら、彼の優雅な秘密に迫ってみたい。
【開催情報】
『エドワード・ゴーリーの優雅な秘密』
7月13日(金)〜9月2日(日)八王子市夢美術館にて開催
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