キノコホテルが意欲作のニューアルバム発売「歴史に残り続ける特別な一枚となる」
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キノコホテルが7月7日にニューアルバム「マリアンヌの密会」をリリースする。
「マリアンヌの密会」は支配人であるマリアンヌ東雲(歌と電気オルガン)によるセルフプロデュース作。長年の蓄積疲労による頚椎症性神経根症の発症により、5月末をもって“無期限休職”に入るジュリエッタ霧島(電気ベース)にとっては休職前最後の参加作品となる。本作には初期のキノコホテルを彷彿とさせるリードナンバー「愛してあげない」、この時勢の中でマリアンヌが自己と対話して作り上げたという「キマイラ」、年代やジャンルを超越したポップソング「カモミール」、ナレーションのインサートが強烈な「断罪ヴィールス」、表現力の振れ幅の広さを見せつける「莫連注意報」、程よいお叱りに胞子(キノコホテルファンの呼称)悶絶必至の「エレクトロ・デリケイト」など、全10曲の新曲を収録。このうち、「愛してあげない」は本日5月28日に先行配信された。この曲は「夜と導火線」という楽曲とともに7月17日に7inchアナログ盤としてもリリースされる。
またアルバムのアートワークおよび新アーティスト写真はメイクアップアーティストのクワハラヒロト、カメラマンの池谷友秀を迎えて、静岡・熱海のホテルニューアカオ協力のもと撮影された。
マリアンヌは「マリアンヌの密会」について「常に不安定な気持ちに晒されながら必死で書いた楽曲達です。またひと回り逞しくなったキノコホテルを感じて頂けるかと思います」「キノコホテルの歴史に残り続ける特別な一枚となる事でしょう」とコメントしている。
マリアンヌ東雲 コメント
前作から2年、途方も無く長くも短くも感じた激動の時間を経てようやくキノコホテルの新作をお届け出来るタイミングがやってまいりました。すっかり変わってしまった世の中でそれでも何とか音楽を続ける事が出来る喜びと、先の見えない状況への苛立ち。常に不安定な気持ちに晒されながら必死で書いた楽曲達です。またひと回り逞しくなったキノコホテルを感じて頂けるかと思います。今作は昨年入社したナターシャ浦安(ドラムス)にとっては初の、そして8年間に渡りベーシストとして尽力してくれたジュリエッタ霧島(療養のため5月末をもって無期限休職)にとっては実質最後のアルバムになると云う意味でも、キノコホテルの歴史に残り続ける特別な一枚となる事でしょう。
キノコホテル「マリアンヌの密会」収録曲
01. 海へ…
02. 愛してあげない
03. キマイラ
04. カモミール
05. 断罪ヴィールス
06. 街が痙攣している
07. わがままトリッパー
08. 莫連注意報
09. エレクトロ・デリケイト
10. 麗しの醜聞