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吐山ゆん監督・主演、MOOSIC LAB上映作にマーク・パンサーや奥田洋平ら出演

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吐山ゆん

ガールズ映画監督ユニット・破れタイツのメンバーである吐山ゆんが監督と主演を務めた短編映画「ゆかちゃんの愛した時代」の追加キャストが発表された。

本作は“平成最後の夜”を舞台に、平成元年生まれのローカルタレント・湯川ユカが、マネージャー・半田マサオに平成の思い出を語る物語。呆れる半田に対して、ユカの平成への思いが音楽に乗せて飛び出す。ユカに吐山が扮するほか、半田役に「たまゆらのマリ子」の山科圭太、国民的タレント・パラダイス島本役にマーク・パンサー、ユカの同級生・アキラ役に田中志朋、アキラの父親・山田ひさし役に連続テレビ小説「ひよっこ」の奥田洋平、ユカの母親役に浪曲師の春野恵子、父親役に坂口修一がキャスティングされた。本作のコラボアーティストとして、バンドMagic, Drums & Loveのキーボードである℃-want you!が参加する。プロデューサーは「ソウル・フラワー・トレイン」の西尾孔志が務めた。

自身も平成元年生まれである吐山は「自分が愛した時代が終わる前に『平成もよかったな』と思える映画を撮りたいと思い今回短編映画作品に自分の気持ちを残したいと考え企画しました」とコメントしている。

「ゆかちゃんの愛した時代」は11月17日から12月14日にかけて東京・新宿K's cinema、UPLINKにて開催されるMOOSIC LAB 2018にて上映後、全国で順次公開される。なお本作を支援するクラウドファンディングが、MotionGalleryにて実施中。

吐山ゆん コメント

来たる2019年4月30日で天皇陛下生前退位の為「平成」という時代が終わります。私は西暦1989年4月4日生まれ、平成元年生まれです。平成の始まりに生まれ、まだ平成の時代しか生きたことがありません。その為、嫌でもこの平成という時代に愛着があります。自分が生きている間、ましてや年齢が40代になる前に平成が終わる想像をあまりしていなかったので、自分が一番の青春時代を生きてきた時代が終わりを迎えるのは寂しいです。恐らく、青春時代が昭和やそれ以前だった方、時代が変わることに執着がない方からするとどうでもいい話かもしれません。なんとなく昭和の時代も経験している先人の方からは、「ゆとり世代」や「みんな平等にすることを意識しすぎて個性がない」、「バブルが弾けた後で不景気続きな印象」というような後ろ向きな印象を持たれている感覚が少なからずあります。私も昭和という古き良き時代に憧れもあります。平成の好きなところも嫌いなところも、イケてるなと思うところも全然イケてないなと思うところもあります。ただ愛着があります。そんな自分が愛した時代が終わる前に「平成もよかったな」と思える映画を撮りたいと思い今回短編映画作品に自分の気持ちを残したいと考え企画しました。