ディズニー最新作『クルエラ』“アクセル全開”の激走映像が公開

公開中のディズニー最新作『クルエラ』の本編映像の一部が公開になった。手に汗握る自動車の激走シーンと主人公クルエラが“なりたい自分”へと近づいていく瞬間をおさめた貴重な場面だ。

本作はディズニーアニメーションの名作『101匹わんちゃん』に登場した名悪役の知られざるドラマを描いた作品。『ラ・ラ・ランド』のエマ・ストーンが主演を、『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』を手がけたクレイグ・ガレスピーが監督を務めている。

このほど公開になったのは、クルエラが仲間のジャスパー、ホーレスと共に乗り込んだパーティから逃走する場面。パーティで騒動を巻き起こした彼女たちは計画通り、その場からズラかる予定だったが、思いもしない事態が発生。計画＝プランA、何かあった時のための逃げ道＝プランBも絶たれて危機に陥る。そこでクルエラが瞬時に思いついたのが、まさかのプランC＝その場に停めてあった自動車を“少しだけお借りして”逃走する計画だ。

騒がしい路上で退路を絶たれて呆然とするジャスパーとホーレスを横目に、クルエラは自動車に直行。自動車は蛇行しながら逃走を開始する。本作の基になった『101匹わんちゃん』ではクライマックスに大規模なカーチェイスが登場するが、本シーンはそのことを意識した展開で、クルエラの運転する車は道路をジグザグに蛇行し、時にほかの自動車に“少しだけタッチ”しながら激走する。伝説のディズニーキャラクターの若き姿、豪華なドレスなど見どころの多い本作だが、劇中にはこのようなハラハラするアクションがほかにもふんだんに描かれている。

さらにポイントは、「運転なんてできたのか？」と聞かれたクルエラが「できない」ときっぱり答えていること。本作は、人よりもほんの少しだけ違って生まれてきた少女が、数奇な人生を送りながら、その過程でさまざまなスキルを手にいれて成長していく過程が描かれる。クルエラは親を失い、貧しく、孤独な人生を送ることになるが、自分が進みたい道のため、自分がなりたい自分になるためには手段を選ばない。運転したことはなくても、目的のためであれば車に乗り込んで、アクセルしか踏まない。アクション映像でありながら、クルエラの性格や魅力も伝わってくるシーンになっている。

ちなみにここでは“逃げる”を選択したクルエラたちだが、劇中ではその後、自分たちの夢を叶えるため、愛する母を奪った相手に復讐するため、観客の予想を超える計画を次々に仕掛けていく。

『クルエラ』
映画館＆ディズニープラス プレミア アクセスにて公開中
※プレミア アクセスは追加支払いが必要です

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