Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
ぴあ 総合TOP > ≠ME念願の1stコンサートで踏み出した夢への第一歩「常に最大瞬間風速でアイドル界の頂点まで」

≠ME念願の1stコンサートで踏み出した夢への第一歩「常に最大瞬間風速でアイドル界の頂点まで」

音楽

ニュース

ナタリー

「≠ME 1stコンサート ~初めまして、≠MEです。~」の様子。(c)YOANI/KING RECORDS

≠MEの単独コンサート「≠ME 1stコンサート ~初めまして、≠MEです。~」が6月1、2日に東京・中野サンプラザホールで行われた。

≠MEは昨年春に関東ツアーを行う予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で開催を中止。そのため、今回の中野サンプラザホール公演がグループ初の有観客単独コンサートとなった。ライブの冒頭ではセンターの冨田菜々風がステージに置かれたマイクのもとへゆっくりと向かい、それを拾い上げる。アイドルとしてステージに立つ決意を表した演出に観客の目が釘付けになる中、水色の新衣装に身を包んだ≠MEは今年4月にリリースしたデビューミニアルバム「超特急 ≠ME行き」のリード曲「秘密インシデント」で1stコンサートの幕を開けた。イントロでは冨田が「皆さんこんにちは! はじめまして、≠MEです! 今日は私たちの楽しいライブ、しっかり観ていってください!」と客席に向かって挨拶し、12人はその言葉を合図にエネルギッシュなパフォーマンスを展開。3曲目には鈴木瞳美がセンターを務める「ポニーテール キュルン」が初披露され、メンバーのさわやかな歌声が会場に響きわたった。

さらに「『君の音だったんだ』」を歌った≠MEはメンバー全員で元気よく挨拶。冨田は「皆さん、お元気でしたかー!? ≠ME初めての単独コンサートがついに!ついに! 実現しましたー!」とテンション高く話し、谷崎早耶も「結成から2年間、ついに夢のステージ、1stコンサートを迎えることができて本当にうれしいです! ここまで待ってくれたファンの皆さん、そしてスタッフの皆さんに感謝しています。本当にありがとうございます!」と感謝の気持ちを伝えつつ、喜びを爆発させた。続くユニット曲のブロックでは乃木坂46「あらかじめ語られるロマンス」や日向坂46「こんなに好きになっちゃっていいの?」などのカバー曲が続いたのち、冨田がソロ曲「空白の花」を堂々と歌唱してファンを魅了。クールなダンスパートで会場の空気が一変したあとは、≠MEのオリジナル曲の中でもとりわけ大人びた雰囲気のナンバーである「P.I.C.」が披露され、ダブルセンターを務める冨田とリーダー蟹沢萌子を中心にキレのあるパフォーマンスが繰り広げられた。

ライブ後半に披露された“タオル曲”の「クルクルかき氷」ではコロナ禍の状況を考慮し、会場全体を巻き込んでのタオル回しを行わない代わりに、観客がペンライトを掲げてウェーブ。会場全体に一体感が生み出された。またラストスパートでは“みるてん”こと本田珠由記のセンター曲「てゆーか、みるてんって何?」が初パフォーマンスされ、キュートで個性的な“みるてんワールド”が全開に。続く「『君と僕の歌』」の曲中には「大きいステージに連れて行く」という歌詞に合わせてメンバー越しの客席の様子がスクリーンに映し出されるという感動的な演出が展開された。

その後、冨田の「私たちが結成されて2年、なかなかデビューすることができず、皆さんをここまで待たせてしまったことを本当に申し訳なく思っています。でも、皆さんのおかげでこうして無事にデビューすることができました。今日このステージからまた少しずつ成長していきたいと思いました。そして、指原(莉乃)さんをはじめ、私たちに関わってくださった皆さんに感謝して、この歌をこれからも大切に歌っていきたいなと思っています。私たちは、この歌と一緒に強くなる」という曲振りを経て、12人はデビュー曲「≠ME」を披露。2日目の公演では冨田が東京・東京ドームのステージに立つことが≠MEの夢であることを改めて話し、「簡単ではないことはわかっています。でも、皆さんがこうしてずっといてくれるから私たちは自信を持って、胸を張って宣言することができます」と固い絆で結ばれたファンに語りかけた。

アンコールに突入すると、12人はコンサートグッズの白いパーカーに着替えて再登場。2回目の披露となった「秘密インシデント」を歌いながらステージ上を駆け回り、ファンに向けて笑顔で手を振った。アンコール2曲目「スタート!」歌唱後のMCではメンバーが感極まって涙し、さらに2日目はスクリーンに「特報」の文字が映し出されてステージが暗転。9月より1stライブツアー「やっぱり、恋をした」が行われることがサプライズで発表され、メンバー全員がうれしさのあまり大絶叫した。

会場が興奮で満たされる中、蟹沢は「すごくびっくりしている気持ちと、やっぱりこの2日間を通して、皆さんと一緒にライブができるのは本当に幸せなことだなと強く感じたので、こうしてまた大切な青春を一緒に過ごせる機会をいただいて本当に感謝の気持ちでいっぱいです。いつも応援してくださる皆さんがいるからこそ、私たちはここに立つことができます。これから始まる1stツアーを一緒に最高のものにしていただけますか!?」と客席に呼びかける。続いて彼女が「この1stツアーを通してまた何倍も成長できるように、そしていつも皆さんからたくさんいただいている愛を大きくしてお返ししていけるように、そして夢の東京ドームへと向かって、皆さんと一気に駆け上がっていけるように12人で精一杯がんばります!」と意気込みを口にすると、あふれんばかりの拍手が沸き起こった。そしてラストナンバーの「自分賛歌」が披露されたのち、蟹沢は「これから皆さんと一緒に作っていく物語が本当に楽しみで、すごく幸せです。皆さんと一緒に手をつないで、ぎゅっと握って、常に最大瞬間風速でアイドル界の頂点まで駆け上がっていきたいと思います!」と改めて挨拶。大盛況のうちに≠MEの1stコンサートは幕を下ろした。

なお、このコンサートの2日目公演の模様はFanStreamにて有料生配信された。アーカイブ映像は明日6月4日18:00から10日23:59まで配信される。

≠ME「≠ME 1stコンサート ~初めまして、≠MEです。~」2021年6月1、2日 中野サンプラザホール セットリスト

SE. Overture
01. 秘密インシデント
02. アイカツハッピーエンド
03. ポニーテール キュルン
04. 「君の音だったんだ」
05. ジッパー / 菅波美玲、尾木波菜、谷崎早耶
06. あらかじめ語られるロマンス / 河口夏音、鈴木瞳美、本田珠由記、永田詩央里
07. こんなに好きになっちゃっていいの / 蟹沢萌子、櫻井もも、川中子奈月心、落合希来里
08. 空白の花 / 冨田菜々風
09. P.I.C.
10. アンビバレント
11. 僕らの制服クリスマス
12. 「部活中に目が合うなって思ってたんだ」
13. クルクルかき氷
14. てゆーか、みるてんって何?
15. 「君と僕の歌」
16. ≠ME
<アンコール>
17. 秘密インシデント
18. スタート!
19. 自分賛歌

≠ME 1stツアー「やっぱり、恋をした」

2021年9月2日(木)東京都 Zepp Tokyo
2021年9月19日(日)福岡県 Zepp Fukuoka
2021年10月4日(月)東京都 Zepp DiverCity(TOKYO)
2021年10月15日(金)大阪府 Zepp Namba
2021年10月23日(土)愛知県 Zepp Nagoya
2021年10月25日(月)神奈川県 KT Zepp Yokohama
2021年11月1日(月)東京都 Zepp Haneda(TOKYO)