小野賢章「閃光のハサウェイ」公開に胸なで下ろす、監督は早くも「気持ちは第2部に」
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「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」公開記念舞台挨拶にて、左から村瀬修功、小野賢章、小形尚弘。
「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」の公開記念舞台挨拶が本日6月13日、東京・丸の内ピカデリードルビーシネマで行われ、ハサウェイ・ノア役の小野賢章、監督の村瀬修功、プロデューサーの小形尚弘が登壇した。
1988年に公開された「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」の続編となる本作。富野由悠季の小説を原作に、反地球連邦政府運動“マフティー”のリーダーであるハサウェイ・ノアの運命が描かれる。当初は2020年7月に公開予定だったものの、新型コロナウイルス感染拡大の影響で2021年に延期となり、それ以降も度重なる延期に見舞われてきた。6月11日に全国で封切られ、初日の興行収入が1億9000万円を超える好スタートを切った。
小野は「本当にお待たせしたなという思いが強くて。再延期になって悔しかったですが、楽しみにしてくださっていた皆様も同じ気持ちだったと思います。原作の発売から30年以上経っている作品で、公開も延期、延期で。フラストレーションがあったと思いますが、この盛り上がりにつながっていると思うとうれしいです。控え室まで本編の音が聴こえてきて、公開したという実感が湧きました」と喜びをにじませる。
2年前に行われたアフレコの話になると、小野は「話しているセリフと思ってることが違うからバランスが難しかった」と苦労を明かした。「ケネス(・スレッグ)やギギ(・アンダルシア)と話すシーンでは、“好青年なハサウェイ・ノア”という印象を与えつつも、マフティーの活動がバレないようにと緊張の糸を張った状態でいなきゃいけないのがしんどかった。だからΞ(クスィー)ガンダムに乗るシーンは、目の前のことだけに集中できて、お芝居していて気持ちよかったです」と述懐。注目してほしいポイントには「市街地での戦闘シーン。ものすごい迫力だし、恐怖を感じるリアルなシーンです」と答え、さらに「キャラクターごとの心情や表情、しぐさ、セリフを追いかけながら観ていただけたら、より考察できるんじゃないでしょうか」と本作の楽しみ方をアピールした。
また小形は「皆さんのおかげでいいスタートが切れました。『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙』を超えて、『ガンダム』シリーズの中で一番を取りたい。富野さん原作の『めぐりあい宇宙』を超えるということは、富野さんへの恩返しにもつながると思うので。皆さんのガンダム愛でそこまで行かせてもらいたい」とさらなる盛り上がりに期待する。村瀬は「制作している人間としてはパート2に気持ちが行ってしまっているので。興行成績は小形くんに任せる形で、次を作りたいと思います」と早くも第2部、第3部に向けて意気込んだ。
「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」は全国で上映中。通常上映、ドルビーシネマ上映に加え、4D上映も行われている。
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